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オーロラ。何が違う?カナダとヨーロッパ

誰でも一度は見たいと思っているオーロラ。オーロラと言えばカナダや北欧を思い浮かべると思います。それでも実際に何が違うの?と聞かれるとよくわからないという旅行好きな方もたくさんいると思います。今回はオーロラの見える確率をはじめさまざまな観点から比較をしてみたいと思いますのでぜひ参考にしてください。

オーロラが見える条件とは

そもそもオーロラってどこで見えるんだろうと疑問に思われている方も多いいと思います。オーロラは3つの条件が当てはまった時に初めて見ることが出来ます。まず一つ目は国が位置するエリア。北緯65度から70度、別名オーロラベルトともいわれています。ですので、南半球の代表的な国オーストラリア、ニュージーランドでは残念ながら見ることが出来ません。次に二つ目は、見る場所について。オーロラはやはり暗い場所でないとみることが出来ません。つまり明かりが多い街中では見ることは難しいです。山中が暗いので観測するには最も適しています。オーロラは、実はお昼にも表れているのですが空が明るいために確認することが出来ません。最後に、気象条件につてですが、空が晴れているということが絶対条件です。雪が降っているときは、雲が空を覆っているのでオーロラを見ることが出来ないのです。オーロラのイメージとしては、雪が降り積もった雪山にオーロラが現れるイメージだと思いますが、雪が降っているときはオーロラは見えません。

オーロラが見える確率

なんといっても一番気になるのは、せっかくはるばる海外にオーロラを見に行ったのに見えなかったということです。それであればどちらが高確率でオーロラを見ることが出来るのかに焦点を当ててみたいと思います。高確率で見えるのはカナダの方です。特にイエローナイフ、ホワイトホースはオーロラを見に来る観光客でにぎわっています。オーロラが見える確率は約90%とかなりの高確率です。オーロラが見える3つの条件が揃っているキング・オブ・オーロラです。その一方、ヨーロッパの北欧の場合は見える確率は約60%です。

見える時間帯

カナダと北欧ではオーロラの出現する時間帯が異なります。結論としては北欧の方は夕方から見える可能性があります。早い時ですと夕食時の18時頃に見えることもあります。一般的には18時から深夜の1時の間です。カナダの場合は、23時から早朝4時の間といったかんじで深夜から早朝にオーロラが出現します。参考までにそれぞれのエリアでの過ごし方に触れてみましょう。北欧は比較的早めにオーロラが出現しますので、お昼はアクティブに犬ぞりやトナカイそり、スノーモービルなどをして過ごします。カナダの場合はお昼は、ゆっくりとした時間を過ごしながら深夜のオーロラに備えるパターンが多いです。

気温

北欧もカナダもどちらも寒いですが、より寒いのはカナダです。年間を通して一番寒いのは1月~2月です。その頃のカナダの最低気温は-32℃。最高気温でも-24℃という寒さです。濡れタオルをぐるんぐるんと振り回している間に凍ってしまう世界ですね。北欧の場合は、最低気温は-17℃。最高気温は-7℃です。ちなみに日本の場合は最低気温は-1℃。最高気温は10℃です。いづれにしてもカナダも北欧もどちらも寒いですね。

観測場所

カナダの場合はオーロラ観測施設の室内でオーロラが現れたらいっせいに外に出てオーロラを観察するスタイルです。一方、北欧の場合は様々なスタイルがあります。例えば天井がガラスでできたコテージでベッドに寝そべりながらオーロラをみたり、ホテル施設内または少し離れた山で観測をしたり、オーロラクルーズといってクルーズに乗船しながら観測したりとオーロラだけでなく滞在先でも楽しみが広がっています。

最後に

オーロラは自然現象ですので、そこの土地行ったら絶対見えるというものでもありません。過度に期待をしすぎて旅行した場合オーロラが見えなかった時のショックが大きくなってしまいますので、見えたらラッキー程度に考えてオーロラ観測されることをお勧めします。貼り付けるタイプのカイロをお忘れないように・・・ 

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