[US-50] アメリカ横断 【day3】 ホテル探して600km Nevada州 横断しちゃったよ
終わってみれば大変な一日であった。多分この旅行で一番長く走った一日だっただろう。結局、ネヴァダ州400マイル(645km) をほぼ一日で走り抜けてしまった。
Roadtripusa.com 本日は左のタホ湖から右のイーリー「Intersection」まで(クリックしてください)
ホテルを朝早く出発。寒い。気温46度F(7度C)。タホ湖は標高2600m、富士山の五合目位の標高にある。全米で最も高い所にある湖で水深、透明度でも全米一、二を誇る。周囲115kmもあるので、今日は途中の展望台まで行って折り返す。近場のエメラルド湾だけ見て先を急ぐ。
昨夜泊まったタホ湖はカリフォルニア州とネヴァダ州の境に位置する。ホテルを出発してしばらくは平屋建てのファーストフード店やモーテルが森の中に連なっている。のんびりした夏休みのような場所だ。
湖をぐるっと回るとネヴァダ州だ。景色が突然変わる。高層の近代的なガラス張りのホテルがずらっと並ぶ。すべてカジノだ。その余りにもの違いにクラクラする。早く抜け出したい。
途中、Genoa というモルモン教徒が作ったネバダで一番古い町に立ち寄る。が、朝早くて閑散としている。
ネバダの州都 Carson City へ。Nevada State Museum を見る。古いスロットルマシンやネバダの歴史などがあった。が、入場料$8は高いよと思った。ここがそこそこだったので、この後はもう博物館はいいかということになった。
Fallon で昼食。Yelpで高評価だったサンドイッチ屋 The Slanted Porch サンドイッチも美味しかったけど付け合わせの自家製チップスがおいしかった。
Grimes Point 砂漠の中の岩に8千年前の人が書き残した模様がある。この辺りは当時大きな湖だったそうで、その岸辺に暮らしていた人たちが残したものだという。
かなりはっきりした模様が残っていた。中々モダンなデザインがあるね。全くの雨ざらしで、八千年も前のもの(縄文時代だね)なのにこんなんでといいのかねと思ってしまった。
今夜はこの先で宿を取りたい。ひたすらまっすぐな道を時速70マイル(115km)、オートクルーズで走る。毎回同じ写真ですまぬがこんな道が延々と続く。もういいよというほど走った。
途中、砂漠の真ん中で給油。西部劇に出て来そうなガスステーション。ここも昔の駅馬車の中継地だったそうだ。
今夜の宿は途中のAustin、Eurekaで探そうと思っていたのだが、予定していた Austin、Eureka 共にモテルの部屋が一つも空いていない。近所の工事現場の職人が長期滞在しているためだという。困ったなあ。
すでにここまで272マイル(430km)も走ってきているのだ。時間はすでに17時。困ったな。
結局、ネットと電話で探し当てた部屋が、なんと78マイル(125km)先。東京で沼津の宿を予約したようなもんだよ。やれやれ、今日は380マイル(610km)走ることになる。東京ー姫路間の距離を下の一般国道を走るんだよ。ひえー。
それからは交代でひたすらまっすぐな道を走る。夕暮れが迫り、夕焼けがきれいだ。薄暮、とはこのことだな。砂漠の夕暮れはきれいだ。この景色、この暮れなずむ空の色を見られただけでもいいか。
宿のある Elyイーリーには日もとっぷりと暮れた20時近くに到着。
が、着いて驚いた。真っ暗な山間の道を曲がった途端、ネオンサインがぎらぎらと光る。カジノ街のど真ん中に突入したのだ。
ホテルは町で一番古いカジノ。一階はカジノである。まあ、今日はしょうがない。一部屋$36と安かったからいいか。
夕食は夜遅くまで開いていた中華。
メニューにはない麻婆豆腐と海老のニンニク炒めと酢豚。漢字で「麻婆豆腐」と「酢豚」と書いたら親爺がにやっと笑ってOKだった。満腹。だが、疲れたあ。爆睡。
(相棒談 宿のネオンサインが一晩中眩しくて安眠出来なかった)
本日の走行距離 379.4mile (610km) 東京~姫路間
本日の会計 朝(ホテル)、昼$28、夜$35(中華)、ガス$36、博物館$16、 ホテル$36x2
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