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「今年の抱負」は五月病の原因

今年の抱負を考える。
今年をどんな年にしたいか。
抱負のときに考えなければいけないのは、楽観バイアスに囚われないことだ。

楽観バイアスとは、未来は今よりいいものだと考えてしまう思いこみ、つまり、「薔薇色の未来」をイメージする、という心理学的に人間が本来持っていると言われている性質のことだ。

「未来の自分は、今より成長しているだろう」「未来の自分は、今よりお金を持っているだろう」と勝手に思っているのだ。

この楽観バイアスによって何が起こるか。

抱負を考えるときに、高すぎる目標を掲げてしまうのだ。

「今より成長している自分ならきっと達成できるだろう」と。

高すぎる目標は何を引き起こすか。それは、5月病である。

5月病は、新しい職場で働く、や、大学に入学する、といった環境の大きな変化によって、それに対応できずにメンタルが不安定になる。というイメージがあると思うが、環境が大きく変わることだけが原因ではないのだ。

年始に立てた目標、理想の自分と現在の自分の差に気づき、自分に自信が無くなったり、自分を責めたりしてしまうのだ。

1、2月はうまくいっていても、3月あたりから少しずつ歯車が狂い始め、5月ごろに限界がくるのだ。

自分のことをダメだと思い、自分自身で自分を攻撃してしまう。

これは、悪循環を生むだけだ。

だからこそ、適切な目標を立てることが大事で、さらに大事なことが

『目標の再設定』をすること。

計画通りに自分が成長するとは限らない。限りなく細かく、根拠を持って目標を決めることも大事だが、達成できそうにないと感じたら、軌道修正するべき。

最初に決めた目標を貫かなきゃいけない、と自分に言い聞かせてしまいたくなる人も多いと思うが、達成できずに自分を責める悪循環にハマってしまっては元も子もないのだ。


だから、適切な目標を立てる。

そして、達成できないと感じたら再設定する。

ぜひこれを気をつけてみてください!

今年も楽しんでいきましょう!

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