自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ 土木学会誌2024年9月号特集
毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2024年9月号特集タイトルは、令和6年度土木学会全国大会のテーマでもある 「自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ」。
以下、特集目次をご案内します。
本特集が、「自然とくらしの奥深き風景」がある地域づくりに向けたヒントとなり、その実践を通して将来の魅力ある国土を形成する一助となりましたら。
自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ 目次
鼎談|自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ
鼎談者|奥村 誠(東北大学 災害科学国際研究所 教授、土木学会東北支部長(当時)/秋田 典子(千葉大学 大学院園芸学研究員 教授)/高澤 由美(山形大学 大学院理工学研究科 准教授)
「里山」の認識形成から見る風景の保全・活用の考え方
下村 彰男(國學院大學 観光まちづくり学部 教授)
紙・パルプ産業を生んだ一大土木事業
-四国中央市:疏水・製紙・発電が形づくる産業景観-
岡田 昌彰(近畿大学 理工学部 社会環境工学科 教授)
自然と暮らしで形づくられた地域の歴史を踏まえた風景のデザイン-石巻かわまちづくり-
岡田 一天((株)景観計画工房 代表、法政大学かわ・まち計画研究所 大学院特任研究員)
【山形県】最上川舟運に関わる流域景観と文化的所産
菊地 和博(東北文教大学 人間科学部人間関係学科 特任教授)
【岩手県】天然資源及び産業により形成されたまち-鉄のまち釜石の風景形成-
森 一欽(釜石市 文化スポーツ部 文化振興課 世界遺産室長、(兼務)釜石市立鉄の歴史館 館長)
【青森県】りんご栽培の岩木川河川敷への広がりと河川改修
三浦 俊明(国土交通省 東北地方整備局 青森河川国道事務所 副所長(河川))
【福島県】奥会津の自然沿線地域の活動がおりなす只見線の風景
菅野 友博(福島県只見線管理事務所 主任主査)
【秋田県】60年を経た八郎潟干拓事業とモデル農村の今
増本 隆夫(秋田県立大学 生物資源科学部 教授)
【宮城県】気仙沼市における災害復興事業による風景の変化
山内 宏泰(リアス・アーク美術館 館長)
環境の改変と倫理としての風景
中井 佑(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
編集後記 東北地方の「自然とくらしの奥深き風景」
論説・オピニオン
土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2024年8月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
土木学会誌からのご案内
アンケートへのご協力をお願いします
学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。
投稿のご案内
土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。
土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます
土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。
発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます
発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。
土木学会誌関連SNS
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土木学会からのご案内
入会すれば全ての学会誌が
発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。
土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です
公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。
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国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/