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土木偏愛note『from DOBOKU』

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土木広報センター情報集約・発信グループ fromDOBOKUグループのメンバーが、偏った(マニアック)な話題をお送りする、土木偏愛note『from DOBOKU』のマガジンです…
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2023年6月の記事一覧

ドボクのラジオ 第212回 ドボラジ~来し方行く末~

2023年6月21日(水)放送 ナビゲーター:JUMI ドボラジメンバー(蛎殻町の松、おがえもん)によるトーク ドボクのラジオは令和元年の最初の日、5月1日に始まり、丸4年が過ぎました。今までだと、「ドボラジ年度」の最後である4月末の放送でその年度を振り返っていましたが、ここのところ招きたいゲストが多くいらっしゃったため、約2ヶ月遅れでの振り返り、しかも4年間を俯瞰してみようという回です。ドボラジの誕生経緯、案内役の変遷、コロナ禍での収録中断と対応、取り上げたジャンルなどに

【早川徳次】地下鉄の父と呼ばれた男〜土木スーパースター列伝 #21

徳次との出会い「木本さん、ひとつ東京見物といきましょうか。最初におがむべきは、もちろんあそこでさ」 竹五郎がみちびいた先は、代々木の明治神宮である。南神門をくぐり、拝殿の前に立つと「ああ」と声が出た。これまでに感じたことのない満ち足りた静寂。ふわりとただよう檜のかおり。 これは、門井慶喜著「地中の星」に出てくる、一場面だ。 私はこの本を読んで、はじめて「早川徳次(のりつぐ)」を知った。土木偉人かるたで見ているはずだが、記憶にない。おそらく私以外にも、そういう人はいるだろう。

ドボクなイラスト#14 アスファルト・フィニッシャー

土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介します⑭土木現場の建設機械「アスファルト・フィニッシャー」です 土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介していきます。 土木現場で活躍する建設機械「アスファルト・フィニッシャー」のイラストを描きました。 自分が卒業後に入社した建設会社の現場で、カッコいいなーと思ったのが「アスファルト・フィニッシャー」です。 住宅地の一次造成した現場に、マンホールと上下水道を配管、宅地への石積擁壁、路体、路床、路盤、U字溝などの工事が終わった後に登場

ドボクなイラスト#13 JR日南線「伊比井駅」ホームとキハ40系車両

土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介します⑬JR日南線「伊比井駅」ホームとキハ40系車両 土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介していきます。 宮崎県日南市伊比井に、国道220号の視距改良予定箇所を見に行ってきました。宮崎駅から日南線「伊比井駅」のホームとキハ40系車両です。 JR日南線は、伊比井駅を過ぎると海岸線から山を抜け北郷に向かいます。 新海監督の人気アニメ「スズメの戸締り」の舞台が日南市といわれ、 多くのアニメファンが聖地巡礼に訪れているそうです。 無人駅

ドボクなイラスト#12 JR日南線伊比井駅(いびいえき)とワシントニアパーム

土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介します⑫JR日南線 「伊比井駅」とワシントニアパーム 土木にかかわる好きなモノをイラストで紹介していきます。 道路施設の中で唯一の生物「街路樹」があります。近年は管理が大変と言う理由で敬遠されがちですが、道路の走行景観を担う重要な施設となっています。 宮崎県日南市伊比井に、国道220号の視距改良予定箇所を見に行ってきました。宮崎駅から日南線「伊比井駅」まで、各駅停車のゆっくりとした車窓が楽しめます。 読売ジャイアンツのキャンプ地として

ドボクのラジオ 第211回 土木ってオドロキの連続デス

2023年6月14日(水)放送  ゲスト:高樹はいどさん ナビゲーター:JUMI 案内役:おがえもん 今回のゲストの高樹はいどさんは、プロフィール紹介の際に少し触れましたが玩具のタカラに入社されロゴ「TAKARA」をデザインされたとのことです。タカラは1年3カ月で退社されましたが、短いながらも上げた成果はすごいです!従業員であったので報奨金は…だったとのことですが。 さて、高樹はいどさんが土木のイラストを描くきっかけとなったのは、日刊建設通信新聞社と地盤品質判定士会が連携し

土木学会誌 第108巻 第6号特集「これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう」

今朝は,小川 慎太郎おがしんさん,Reiko Yamamoto礼子さん,川口 暢子さん,杉木直幹事長とDD(土木学会誌動画)の収録. ゲストは,主査の二井 昭佳先生(国士館大学). 今月号のDDは,絶対に面白くなると踏んで,収録に倍の時間を頂いた.そして,予感は的中.なんせ,礼子さん,川口さんも特集担当なので,そりゃそうだ.二井先生の「土木学会誌のあり方は,土木のあり方でもある」という洞察に,なるほどー,と長年思っていたことが氷解した. 今月号の特集の構成は,いたってシ

ドボクのラジオ 第210回 建築土木カフェ「tonkan」

2023年6月7日(水)放送 ゲスト:長嶋哲夫さん(キャリア・ナビゲーション) ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 ドボクのラジオでは、今年は「担い手」をキーワードの一つとして考えています。以前からよく「3K」といわれ、理系の学科の中でも土木系の学科は人気が高くありません。市民の生活を支えている土木界にとって、将来の「担い手」の確保は重要な課題です。私たちの番組も、ドボクの魅力を市民の皆さんに知っていただき、若い世代にもっとこの世界に飛び込んできてほしいという思いで

日本と大違い!ドボジョが目撃したフランスの鉄道工事(後編)

私は、ほぼ毎日鉄道の事を考えているドボジョです。 「前編」では初めて訪れたパリで、(日本ではあまり考えられない)大胆な鉄道工事のスタイルを目の当たりにしましたが、今回さらに衝撃を受けたものをご紹介します。 工事用足場は、そのままホームに置いちゃう!  とある駅に停車した際、窓の外に突然工事用の足場のようなものが現れました。恐らく天井を補修するための工事用のゴツい足場と思われますが、そのまんま!大胆に!存置(放置?)しているとは・・・驚きです。  おそらく、夜間に天井の

ドボクのラジオ 第209回 舟から眺める中央区

2023年5月31日(水)放送 ゲスト:平山尚さん(東京キャナルネットワーク) ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 ドボラジで舟の話をするのは2回目。第10回「水上から街を見上げると」(2019/7/3 O.A.)で宮加奈子さんが話してくださいました。宮さんがガイドとして乗っていた舟が、今回のゲスト・平山さんが船長を務める電気ボートです。実は私も、この舟には何度も乗船してガイドをしたり、楽器を演奏したりしておりました。乗客定員10名の小さな舟はとても居心地がいい。屋

これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう-土木学会誌2023年6月号 特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。 2023年6月号特集は 「これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう」。以下、特集目次をご案内します。 本特集を通じ、土木学会会員のみなさまが学会誌の役割や存在意義をあらためて考え、仲間とともにこれからの時代の学会誌のありかたを思い描くきっかけになりましたら。 特集-これからの時代の土木学会誌のありかたを考えよう- 目次対談|「面白い」はすぐ足の下に眠っている  尾関 憲一((株)NHKエデュケーショナル)