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土木偏愛note『from DOBOKU』

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土木広報センター情報集約・発信グループ fromDOBOKUグループのメンバーが、偏った(マニアック)な話題をお送りする、土木偏愛note『from DOBOKU』のマガジンです…
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より偏った編集へ-令和5年新偏集体制-

土木偏愛者のみなさま、こんにちは。 偏集長のマツです。先週からケニアに渡り、仕事に忙殺されています。 マジなんです。 それを肝心な報告が遅れた言い訳にさせてください(´・ω・`)  2021年にスタートしたこのfromDOBOKUですが、さらに偏った編集を目指し、令和5年1月1日から新体制に移行しました。(3ヶ月前w) 令和5年メンバー(2023年1月1日~) 委員長 兼偏集長   松永 昭吾(土木の妖怪マツ/インフラ・ラボ) 副委員長兼副偏集長  小川慎太郎(おがしん/

ドボクのラジオ 第263回 舟遊びの愉しみ

2024年6月12日(水)放送 ゲスト:佐藤 美穂さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ サラリーマン生活を卒業して、それまで経験のないクルーズ事業に参入された佐藤さん。 こだわりの和船・みづはは、12人乗りの小舟で前方がオープンデッキ、後ろに船室がある屋形船スタイルです。 2018年から現在まで土木技術者を講師役にお招きした乗合船を企画されています。橋梁技術者や大手ゼネコンの鉄道マニア、大学の先生などに講師をお願いして、橋の技術史の変遷、川の下を通る鉄

ドボクのラジオ 第262回 【土木偉人シリーズ】砂浜に木を植えた男 大梶七兵衛

2024年6月5日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 砂浜に木を植えるって、みなさん想像できますか? なんと、大梶七兵衛は、私財をなげうって砂浜に木を植えたのです! このお話は、三代将軍徳川家光の時代で、幕府も松江藩も農作物の増産が急務だった頃。出雲平野は、江戸時代の初めまでは、斐伊川と神戸川という二つの川が運んだ土砂で形成された扇状地でした。農民たちは宍道湖の増水によって斐伊川や神戸川が溢れると山へ向かって逃げまわったそうです

ドボクのラジオ 第261回 決定!土木広報大賞2023

2024年5月29日(水)放送 ゲスト:田中里沙さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 公益社団法人土木学会 土木広報センターが主催する「土木広報大賞2023」の選考委員長・田中里沙さんが今回のゲスト。おかげさまで「ドボクのラジオ」は特別賞を受賞しました(拍手)。実は表彰式の司会は私が務めておりました。式の中でどうしても田中委員長に受賞理由を伺いたかったのですが、委員長から「受賞の理由は・・・言えません。」という衝撃的な(笑)コメントがあったのです。そこで今回の

ドボクのラジオ 第260回 日本橋浜町を住みよいまちに

2024年5月22日(水)放送 ゲスト:浅野進さん、山頭彩さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 日本橋浜町エリアマネジメントは、日本橋浜町界隈をより魅力的なまちにしようと2020年4月に設立された団体です。地域の会社、地元自治組織、商店会組織、個人などが会員になっていて、地域を活性化させるイベント、まちづくりに関する検討や提案、情報発信などさまざまな活動を精力的に進めています。活動内容はこちらのページをご覧ください。 町名に「日本橋」の名前がついていますが、1

【浜野弥四郎】一途に走り続けた土木技術者の生き様〜土木スーパースター列伝 #23

本日6月1日から6月7日まで水道週間です。 今回は「水道」にちなんだ偉人をご紹介します。 プロローグ その胸像がある山上水源地の植物園エリアには、白玉蘭や琉球松など熱帯地域独特の植物たちが訪問者を迎えてくれる。台湾南部の台南市にある台南山上花園水道博物館だ。水源地には、手つかずの自然が残り、様々な動物、昆虫にとっての絶好の棲息地となっている。  そこに一人の日本人技術者の胸像がある。 この地の水道事業に貢献した日本人、浜野弥四郎(はまの やしろう)だ。その台座に刻まれてい

ドボクのラジオ 第259回 持続可能な建設産業に向けて

2024年5月15日(水)放送 ゲスト:岩田 正吾さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 岩田さんは、長年、鉄筋工事業に従事されてきました。入社当時は仕事がしんどくて仕方がなかったそうです。どうやって仕事から逃げだそうとばかり考えていた岩田さんでしたが、完成した道路を見た時には、鳥肌が立つぐらいの達成感と、大きな仕事をしたという誇りに近い感情がでてきて、やりがいに代わっていきました。 そのうちお父さまが創業された鉄筋工事の専門会社を引き継ぎ社長になったとき

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会中間報告 番外編~事務局~

 おはようございます。30年ほど朝5時から2時間ほどの読書を続けているfromDOBOKU偏(編)集長のマツです。どんなに忙しくて酒を控えることはあっても読書をひかえることはほとんどありません。一日2時間は本の世界に逃げ込む徹底ぶりは自分でも感心します。  さて、6月14日の土木学会定時総会まであと1ヶ月。ということは活動期間もあと1ヶ月というところで「いまごろ中間報告か~い!」とツッコミが入りそうですが、実はこの映像を撮影したのは3ヶ月前の2月12日です。委員会メンバーやメ

土木なイラスト#27 国道220号と桜島

ドボクなイラストを描いているコジヲです。 今回は、鹿児島県の国道220号と「桜島」です。 九州の道路ボランティアサポート「道守(みちもり)」活動のみなさんが、年に一度交流するイベント「みちづくりIn鹿屋2024」が10月に開催されます。 今年は鹿児島県鹿屋市で予定されており、事前のミーティングに参加してきました。 鹿児島県は大きな二つの半島があり、その真ん中付近に「桜島」があります。国道220号の安全な交通確保のため長く桜島防災工事がおこなわれてきましたが、橋梁による道路の

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会委員のご紹介②ーWG委員ー

 ここ数日心地よい晴天に恵まれ、それだけでなんとなく気分のいいfromDOBOKU偏(編)集長マツです。土木学会会長特別プロジェクトとして設置された「魅力ある土木の世界発信小委員会」は、6月14日(金)に開催される令和6年度土木学会定時総会をもって第111代田中茂義課長が退任、小委員会も解散となります。あと1ヶ月です。  今回は小委員会のもとに設置されたワーキンググループ(以下、WG)の委員についてご紹介します。なお、小委員会委員名簿(2024年5月14日現在22名)は、過去

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会委員のご紹介①

 田中茂義第111代土木学会会長のもと会長特別プロジェクトとして設置された「魅力ある土木の世界発信小委員会」(委員長 松永昭吾)には、3つのワーキンググループ(土木考究部、土木の魅力発信部、土木アーカイブ部)が設置されています。また、それらを統括して司令塔となる小委員会が設置されています。  今回は、その小委員会委員(委員・幹事・事務局)をご紹介します。ワーキンググループ委員については別途ご紹介します。 1.目的 小委員会の目的と担当するワーキンググループ(小委員会内では「

ドボクのラジオ 第258回 【土木偉人シリーズ】パッテンライ!八田が荒野にやってきた

2024年5月8日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 八田與一さんというと、土木業界にいらっしゃる方なら多くの方がご存じかと思います。 台湾南部の華南平野では、洪水、干ばつ、塩害という三重苦で貧しさにあえいでいましたが、八田與一さんは台湾総監府の土木技師としてさまざまな苦労を乗り越え烏山頭ダムを建設し、華南平野を灌漑しました。 今回は「パッテンライ!南の島の水ものがたり」というアニメ映画を紹介しました。 パッテンライとい

ドボクのラジオ 第257回 祝!ドボラジ放送5周年

2024年5月1日(水)放送  ナビゲーター:JUMI  ドボラジメンバーによるトーク おかげさまで5周年を迎えました。現役のドボラジメンバーのうち、赤井ゆきさん以外の全員でマイクを囲みました。思い出話が出るのは当然のことですが、それ以外にも、わかりやすく話すということや、ラジオならではの話し方の工夫など、ひょっとしたらリスナーの皆さんにも参考になるかもしれない話題も出たので、有意義な放送回になったと思います。 私自身は、番組の中でも普段と変わらずに「自然に話す」ように心

ドボクのラジオ 第256回 【土木偉人シリーズ】江戸に多摩川の水を引く・玉川兄弟の熱意、献身、技術

2024年4月24日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき 今回のお相手は、緒方英樹さん。どんな「ドボクのレキシ」が聞けるのか、わくわく。 テーマは「玉川上水をつくった玉川兄弟」のお話し。 我が家のそばには「玉川上水」が流れている。というか、今回のお話を聞いて「あそこ玉川上水だったの!?」と気づいたのです。大きな道路の中央になんだか時間が止まったような空間があるのは知っていたのですが。 羽村から四谷までおよそ43kmもの距離(フルマラソン