土木学会誌 第108巻 第8号 特集「土と木」
「土木」という言葉は、紀元前2世紀の中国の思想書「淮南子(えなんじ)」にある「築土構木」という言葉から取られた、と言われています(諸説あり)。近世になり、例えばお城をつくる場合などは「普請」という言葉が使われ、天守閣など建築物をつくることは「作事」と呼ばれ、今でいう「建築」分野との棲み分けが意識され始めました。
明治になり、土木の訳語として civil engineering が当てられ、日本における近代土木の分野の礎が築かれました。ちなみに civil engineer