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6.欅坂の亡霊①
2020年9月4日
「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」公開
欅坂をデビュー時から密着したドキュメンタリー映画が公開されました。
当初、2020年4月3日に公開予定でしたがコロナ禍真っ只中のため延期されました。たまたま延期の最中に改名発表があり、9月の公開時には改名に関するインタビューを追加しての公開となりました。
てちを中心としたグループの歴史、そしてライブ映像の連続・・・
その時、その時の様子を知ることができました。
私は欅坂を知り始めの3月にドキュメンタリー公開を知りとにかく早くこの映画を観たいと思っていて、9月の公開直後に観に行きました。
率直に感じたことは、
「よく5年ももったな・・・」
東京ドーム公演のWアンコールの「角を曲がる」の直前
無理、無理・・・
と言いながらスタッフにステージ下へ送り出されていくてちの様子は、見方によっては虐待?とも思ってしまうシーンでした。
映画の途中に監督が振付師のTAKAHIRO先生に「大人の責任とは?」と尋ね、「逆になんだと思います?」と答えるシーンがありました。
ある意味、欅坂の世界観が飽和状態、限界を象徴しているように私は感じました。
社会に対してのメッセージ性の強い曲、心の奥に控える怒りや苦しみ、切なさを表現した曲・・・
そんな雰囲気を醸し出すアイドルがこの時代珍しかったからこそ、多くの人がはまっていき中毒性の高い存在になっていきました。その反動で期待に応えるためにメンバーへのプレッシャーは膨れ上がっていきます。
そのプレッシャーを和らげてフォローしてあげるのが大人の責任ではないのだろうかと私は自分なりに答えを出しました。
改名に至るまではメンバー側、運営側、そしてファン側それぞれの歴史、感情があったと思います。
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