きっかけ

他人の失恋話を聴いていたら、自分も表現したくなったのでここに残しておこうと思います。

出会いはバイト先。
きっかけはなんだったか、いつだったかも思い出せない。
それくらいメモリアルでない普通の関係のつもりだった。
でも気がついたら好きになってしまっていた。
向こうが大学生になるまでは「一人の友人」として過ごしていたけど、大学生になってすぐ告白した。
それからは2人で色んなことをした。
2人で色んなところに行った。
1人でいても一緒にやりたいな、一緒に行きたいなって考えてしまうくらい好きになってた。
自分の正義のために怒りをぶつけることもあった。
それでも少し抜けてるところも不器用なところも好きだった。
他の人では絶対に許せないことも何故か許せてしまった。
依存してしまうくらい好きになれた。
金も時間も常に彼女のことを最優先にしていた。
でもそれではだめだった。
自分を顧みない人間に魅力なんてない。
終わりは突然に感じたけど、彼女にとってはそれ以上ないタイミングだったんだろう。
目に入れても痛くないほど愛していたのに手の届かないところまで行ってしまった。
最後にみっともない恥を晒して終わった。

残ったものは愛し愛される喜びと思い出、そしてそれら全てを閉じ込めた音楽たち。

あれから早いもので2ヶ月半。
あの日から全てが変わった。
他人に依存して自分を見失って生きるのはやめようとしている。
自分の為になることだけを選んでやるようにしている。
夢を見つけてそれを叶える為に他のものを全て犠牲にしようとしている。
自分との対話を欠かさずしている。
感情を表に出せるように努めている。
より積極的に人と話せるようにしている。
苦しい道を選んで自分を大きくしようとしている。
自分を変える為に努力している。
結果を出す為に試行錯誤している。

いなくなった今でもいい影響を与えてくれている。
本当に最高の出会いと別れだった。
一緒に過ごしたすべての時間を絶対に忘れない。
愛の美しさを教えてくれてありがとう。
少しの間だけど愛してくれてありがとう。

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