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競馬稼業はつらいよ IDM◎^IDM標準偏差

競馬データ分析 レベルアップ講座

 今回も引き続きIDM◎の分析を行っていくのですが、別のファクターを使って、より条件を絞り込んだ形で集計した結果を考察していきたいと思います。


★IDM標準偏差

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標準偏差とは、代表的な統計量の一つで、「対象データのバラつきの大きさを示す指標」です。

値が大きいと、バラつきが大きく(数値的な散らばりが多い)なります。

散らばりが多いということは、IDMを能力の評点とすると、能力の差にメリハリがある、ということになります。勝ち負けすると思われる力のある馬はしっかりと指数が高く出ていて、箸にも棒にも掛からないような能力が低い馬は、ちゃんと低く出ています。

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上表は、新馬戦を除く全レースにおいて、IDM標準偏差ごとに集計したIDM◎の成績です。

標準偏差が大きくなるほど、勝率・連対率の数値も高くなっていることが分かります。

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こちらは、IDM◎かつ基準1番人気の成績。

標準偏差が高くなるにつれて、自然と勝率も高くなっており、回収率もその分高くなっています。

IDMが分析データの根幹とできることが、この結果からお判りいただけるのではないでしょうか?

IDM【あい・でぃー・えむ】
「インデックスメモリー」の略称。スピード数値に記憶(レース内容、馬場状態、当日の馬のコンディション等)を数値化したものです。

もちろん、馬の状態、馬装具点検は肉眼で同じ場所で客観的に観るようにしています。ようするに競馬は時計だけではなく「記憶」も重要ではないかとの理論です。

⇒次回に続く

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中京11R 芝1200M 高松宮記念・G1 (前日予想) 重馬場

上位馬実力拮抗

◎7番レシステンシア:休み明け(ノーザンFしがらき(滋賀)Aランク。)もポン駆け利く体質。中間の馬体重528k(前走時498k)は、現時点ではお釣りある仕上げだが、中間の立ち写真を観る限り、太め感無く。前日のひと追いで絞れば。距離、コース向き、当日の仕上げ次第。
○18番グレナディアガーズ:4歳馬。休み明け(ノーザンFしがらき(滋賀)Aランク。)もポン駆け利く体質。中間の馬体重470k(前走時468k)は、メイチの仕上げ。距離短縮、脚捌き硬い面あるが、揉まれ無ければ渋太い。
▲17番メイケイエール:ご当地馬主(名古屋競馬㈱)。4歳牝馬。中間の馬体重478k(前走時472k)は良い意味での平行線。気性難抱えアテにし辛い面あるが、距離、コース向き、叩2走目、上積み、馬装具替え2走目の慣れ、短期放牧(ノーザンFしがらき(滋賀)Aランク。)効果見込め。スンナリだと渋太い。

他馬は横一線、パドック情報必見。

☆3番シャインガーネット:短期放牧(ノーザンF天栄(福島)Aランク。中間の馬体重486k(前走時480k)は、好仕上げ。
☆14番ダイアトニック:中間の馬体重484k(前走時478K)は、良い意味での平行線。
☆5番レイハリア:4歳牝馬。 休み明け(阿見トレセン(茨城)Dランク。)もポン駆け利く体質。中間の馬体重470k(前走時446k)は、成長分。距離、コース向き、先行流れ込み注意。

結果
7番が好スタートを切り、そのままハナに立ち、レースを引っ張る。*8番が2番手、10番が好位、☆5番は好位の中、9番は中団の中、▲17番がスタート一息、中団の外、*3番は後方の中、*2番はスタート一息、中団後方、○18番がスタート一息、後方、☆14番は出遅れて最後方から追走。
直線、◎7番が粘る処を☆2番が馬群の中から力強く抜け出し、快勝。☆9番はゴール手前、シッカリ伸びて来たが、2着まで。*10番はゴール手前で力尽き、3着まで。

次走 コメント

◎7番は、休み明け、馬体重増(18k)も重め感無く、見た目は好仕上げも、内面的には一息だったか? 重馬場も堪えた感。次走、見直し必要。
○18番は、休み明け緒戦、大外枠、重馬場、コース替わり(左回り)が堪えたか。デキ良かっただけに、見直し必要。
▲17番は、外枠、重馬場が堪えた感。内枠なら巻き返す。
*2番、内枠、重馬場が良い方向に出た感。次走、それなりに。
*9番、距離短縮、重馬場、コース替わりが良い方向に出た感。次走、それなりに。

ではでは グッドラック!

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