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競馬稼業はつらいよ

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赤木一騎による、重賞レース回顧&時事ネタコラムです。
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2021年4月の記事一覧

競馬稼業はつらいよ~馬券モンスターソフトの説明 つづき

【基準オッズ⑤】 基準1番人気の「種別」「条件(クラス)」 今回から、基準オッズが1番人気の馬(基準1番人気)の成績を、「種別」と「条件(クラス)」の括りで見ていきましょう。 前回の条件(クラス)ごとの集計では、新馬の成績が最も高く、3勝クラスが最も低く出力されました。 その理由は、新馬戦は出走メンバーの能力のばらつき(分散)が大きく、3勝クラスは小さいためであると想像できます。 ※ばらつきが大きい=強い馬と弱い馬の能力差が大きい □2歳 クラス別成績 2歳戦における

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基準オッズ④ 基準1番人気今回は、基準オッズが1番人気の馬(基準1番人気)の成績を、「条件(クラス)」ごとに見ていきましょう。 新馬、未勝利において、基準値を上回る成績を示しています。 それに対して、1勝以上のクラスではみな基準値を下回っており、3勝クラスにおいては勝率ベースでたったの27%にしかなりません。 この傾向は概ね不変的ではあるものの、2013から2014年を境に、オープンの実績が大幅に上昇しています。 社台グループが外厩を整備しだしたことが影響しているのでしょ

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基準オッズ③ 基準1番人気今回は、基準オッズが1番人気の馬(基準1番人気)の成績を、「種別」ごとに見ていきましょう。 2歳戦、3歳戦、3歳以上、4歳以上と、馬齢区分が上がる毎に基準1番人気の成績が悪化しています。 これは馬齢種別で能力の差に違いがあることを示しています。 裏を返せば、2歳戦ほど難易度が低く、4歳以上ほど難易度が高いということが言えるでしょう。 クラス毎に分類すると、それがより明確になります。 次回は、クラス(条件)ごとの基準1番人気の成績を解説します。

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基準オッズ ② 続き前回は、G1レース限定で、本紙の印の数ごとに成績を集計してみました。 今回は、基準1番人気限定で、全専門紙の◎印数ごとの成績をみていきましょう。 便宜上、GⅠとGⅡの2つの条件で集計しました。 総合印の数が25以上40未満で一番多くなり、その数が多いほど勝率・連対率も高くなっていることがわかります。 データ集計期間:2017年1月5日以降 (注)レース条件によって印の総数が異なります。 (注)近年は専門紙の数が減りつつあるため印の数もそれに伴って減少