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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2023年9月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ スプリンターズS

JRDB永野です。 秋のGⅠ開幕戦のスプリンターズS。 セントウルSを逃げ切ったテイエムスパーダと逃げて重賞2勝でサマースプリントのチャンピオンになってジャスパークローネのハナ争いでレースは流れそう。 上位人気が予想される各馬の、厩舎指数算出指定TMの印は 01.ナムラクレア    ○・○・○・◎・◎・◎・○ 09.アグリ       注・◎・▲ 06.ママコチャ     注・注・○・▲ 08.メイケイエール   △・△・△・○・◎・△・△ 03.ピクシーナイト   注

阪神 居残り大将

JRDB永野です。 この夏はワールドオールスタージョッキーズを制した岩田望騎手だが、スプリンターズSの騎乗馬はなく、日曜は阪神で騎乗だが11クラと手駒は豊富。 JRAが設定しているMVJではポイントランキングは現在43ポイントでトップの横山武騎手とは4ポイント差で秋競馬の結果次第では十分逆転を狙える位置。ポイントが同じの場合、勝利数の多い方が上位というルールなので、勝てるところでは積み上げておきたい。 8レースのアオイイーグルは前走からの継続騎乗。前走の内容なら昇級でも即

全てテン乗り

JRDB永野です。 秋競馬が開幕して3週7日間が経過。 西村淳騎手はその間5日を中山で騎乗して3勝2着が4回。 人気上位馬ではシッカリと結果を残している。 今週もスプリンターズSのドルチェモア始め土日ともに中山での騎乗。 土曜は9クラに騎乗予定でこれは横山武騎手に次ぐ数字。 新馬戦2クラを除く7クラは全て乗り替わりでかつテン乗り。 関東での競馬に慣れてきた所を見せて欲しい。 9レースの芙蓉ステークスではマテンロウゴールドの騎乗依頼。 新馬戦は川田騎手騎乗で好内容で勝った

厩舎指数で穴馬サーチ シリウスS

JRDB永野です。 川田騎手が無双状態になっている。 先週日曜の神戸新聞杯から、火曜の白山大賞典、水曜の日本テレビ盃と重賞をブッコ抜き。今週はルメール騎手不在、リーディング争いで差を付けるチャンスで土曜は8クラと川田騎手にとっては騎乗数が多い。中山では、中内田厩舎の馬で新馬戦で強い内容だったマテンロウゴールドが出走するが、それよりも阪神で騎乗するのには意味があるはず。 交流重賞勝ちはあるが、中央の重賞では勝ちのない14.ハギノアレグリアスにとって今回はチャンス。2000

競馬雑記帳 2023/09/29

JRDB永野です。 プロ野球の日程も大詰め。セパともに優勝が決まり、興味はクライマックスシーズンに。特にパリーグは2~4位が混戦模様に。 CSもだが、個人のタイトル争いも熾烈な部門も。セリーグの最多安打争いは阪神の中野選手以下3人が抜きつ抜かれつで最後までもつれそう。 競馬の方がまだあと3ヶ月残っているので、切羽詰まった感はないが、グリーンチャンネルでは、C.ルメール騎手と川田騎手のリーディング争いをやたらと強調するように。先週終了時点で川田騎手が118勝で、C.ルメー

厩舎指数で穴馬サーチ 神戸新聞杯

JRDB永野です。 例年なら天皇賞を目指す3歳馬もいるのだが、今年は古馬の布陣が強力なので、春の実績馬を含めて菊花賞を目指す馬が多数。 菊花賞トライアル第2弾の神戸新聞杯もダービーや皐月賞の上位馬に加え、連勝中の馬も複数。頭数こそ13頭落ち着いたが好メンバー。 関東馬だがデビュー依頼一環して松山騎手が手綱を取っている13.ハーツコンチェルト。早めに栗東に入厩して坂路を中心にしての調整。2勝目を挙げて菊花賞へ。 ダービーは大きな着順になった3.サトノグランツだが、上がり

エージェントの効果か

JRDB永野です。 8月の上旬にエージントを関西の専門紙のTMに変更したデムーロ騎手。 ここへ来て成果が出始めたのか、9月は【7-4-3-15】で複勝率48.3%と好調。 2場開催ということもあり、日曜も3クラと騎乗数は多くないが楽しみな馬ばがり。 5レースの新馬戦のゴーディアンノットは昨年のJC勝ちのヴェラアズールの近親という良血。 神戸新聞杯のショウナンバシットは皐月賞5着の実績。ダービーでは後方のままだったが、距離短縮で巻き返しを。 一番狙いたいのは道頓堀Sの

厩舎指数で穴馬サーチ ながつきS

JRDB永野です。 土曜中山のメインレースはながつきステークス。嘗ては準オープンのダート1800m戦だったが、2015年からダートの1200m戦になり、2019年ならはオープンクラスのレースに。ダートの高額条件だけに多頭数になることは多いが、今年は12頭と手頃な頭数に。 昨年こそ、関東馬のハコダテブショウが勝ったが、オープン特別になっての3年は関西馬が勝っており、今回も関西馬上位か。 夏を休養に充てた9.サンライズアムール。ダートではまだ掲示板を外していない。池添騎手は土

今週の騎乗は1クラのみ

JRDB永野です。 若手の早い時期に重賞を勝つなどの活躍のあった高倉騎手だが最近は騎乗数も少なくなっており、今週は土曜最終のキョウエイゲイルのみ。 この馬は高倉騎手のお手馬。函館で使った前走こそ北村友騎手に手綱を譲ったが、デビューから7戦は高倉騎手の手綱で、今回再コンビ。 昇竜Sや端午Sといったオープンクラスで揉まれた実績が自己条件で活きる。 高倉騎手の田中克厩舎は、昨年のチューリップ賞2着で桜花賞でも0.1秒差の5着など好走のピンハイがおり、注目したい組み合わせ。

競馬雑記帳 2023/09/21

JRDB永野です。 今年のプロ野球はセ・パともに在阪球団が優勝。 このあとのクライマックスシーズン次第だが、日本シリーズも在阪球団同士でという可能性も高い。 となれば1964年の阪神ー南海以来らしい。 阪神のリーグ優勝で話題となっているのが、 「阪神優勝の年には三冠馬が誕生説」 前回阪神の優勝は2005年で、この年はディープインパクトが無敗で三冠に。その前の阪神の優勝は星野監督時の2003年でこの年はスティルインラブが牝馬三冠に輝いている。 そこから遡るとこと18年

新人賞も視野に

JRDB永野です。 新人騎手がデビューして半年余りが過ぎた。 勝ち頭は田口騎手で先週終了時点で18勝。 昨年は今村騎手がこの時期で39勝と抜けていたが、2番手の角田河騎手が20勝だったので同じようなペースか。 田口騎手は競馬サークルの出身ではあるが、地方の笠松。中央とはあまり接点のないなかで健闘しているといえる。 JRA賞最多勝利新人騎手の30勝も視野に入っている。 月曜は阪神で騎乗で、メインのJRAアニバーサリーを含めて9クラと馬は集まった。 ここまでの成績で勝ちクラ

厩舎指数で穴馬サーチ セントライト記念

JRDB永野です。 今年はダービーの上位馬が菊花賞を目指すよう。 ダービー馬のタスティエーラは菊花賞への直行らしいが、セントライト記念には皐月賞勝ちでダービー2着のソールオリエンスが登場。 来週ぼ神戸新聞杯には、ダービーの3・4着馬がスタンバイしている。 皐月賞馬の14.ソールオリエンス。コース実績もあり馬場状態も不問となればここでは負けられない。距離の2200Mも歓迎。 僚馬の1.キオングスレイン。春はGⅠ戦線に向かわず初夏の自己条件っを快勝。毎日杯の大敗はスタートの

厩舎指数で穴馬サーチ ローズS

JRDB永野です。 今年の3歳牝馬路線はリバティアイランドの1強だが、2番手以下は混戦。 それを示すように、先週の紫苑Sは17頭だて、今週のローズSも17頭だてと、条件馬でも権利を取れて出走が叶えば上位に来れると陣営は睨んでいるよう。 2歳7月のデビューからコンスタントに使われて今回が12走目の14.コンクシェル。ここ2走は逃げの手で連勝。ここは同型不在で展開は向きそう。 メンバー中唯一の重賞勝ちの7.ラヴェル。アルテミスSでリバディアイランドを負かした実績はここでは大

短期免許最終週

JRDB永野です。 ワールドオールスターJSのあと、母国のブラジルで騎乗に戻っていたモレイラ騎手。 今回の短期免許の期間は月曜まで。 土曜は中山で6クラ騎乗で3勝の固め勝ち。 日・月はローズS、セントライト記念で三冠最終戦の権利獲りを任されている。 ローズSのコンクシェルの清水久厩舎は一度WASJで騎乗予定も除外で今回がはじめて。 セントライト記念のレーベンスティールの田中博厩舎は過去2戦2勝と好相性。 ともに有力馬で任された仕事がキッチリと果たしそう。 日曜の騎乗馬がロ