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本の紹介というか、映画の紹介というか?ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』

『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール著、柳瀬尚紀訳。

ご存じ、「チャーリーとチョコレート工場」の原作。作者ロアルド・ダールは第二次世界大戦中はイギリス空軍のエースパイロットだったとか。事故で負傷して、生涯その後遺症に悩まされたそうです。やっぱり体は大事にせんとなあ。

宮崎駿がロアルド・ダールの大ファンで、「紅の豚」や「天空の城 ラピュタ」、「風立ちぬ」にその影響が出ているそうです。
例えば。「紅の豚」では、パイロットたちが飛行機に乗って昇天していくシーンがあります。ダールの短編『飛行士たちの話』に出てくるエピソードから着想したとか。
宮崎駿は空が好きですからねえ。登場人物たちの飛ぶこと飛ぶこと。サツキとメイまで飛ぶんだから。

ダールの作品『マチルダは小さな大天才』はイギリスの代表的な児童文学で、『ハリー・ポッター』が出版されるまではナンバーワンの売り上げを誇っていたそうです。私は未読。世の中には読まねばならぬ本のなんと多いことか!

映画はやはり、2005年のティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演(?)のものが知られていますが、実は1971年にも制作されているそうです。知らなかった。

ジョニー・デップは、普通の人じゃなくて、変わった人やヒトかどうかよくわからん人を演じるともう天才ですな。
ジャック・スパロウ(パイレーツ・オブ・カリビアン)にマッド・ハッター(アリス・イン・ワンダーランド)、グリンデルバルト(ファンタスティック・ビースト)。
ところが、グリンデルバルトはもう演らないとか。すでにイメージがついちゃっているのに。関係各位はなんとか考え直してくれんものか・・・。

私が一番好きなジョニー・デップは「シザー・ハンズ」です。ジョニー・デップが演じた中で最もぶっ飛んだ主人公、だってハンズがシザーなんだから。美しくもせつないファンタジーの傑作。こういうストーリを思いつく人の頭の中ってどうなっているんだろう?未見の方は是非ご覧を。

 「チャーリーとチョコレート工場」も「シザー・ハンズ」も監督はティム・バートン。ジョニー・デップとは最強のコンビです。ところで、チャーリーのお母さんを演じたヘレナ・ボナム=カーター、「ハリー・ポッター」シリーズではベラトリックス・レストレンジをやっています。イヤーな魔女を実にそれらしく演じておられた。渋いところでは、「英国王のスピーチ」にもご出演。主人公、ジョージ6世の王妃エリザベス役でした。その功かな?後に英王室から彼女に勲章が授与されました。

私生活ではティム・バートンのパートナーだったそうで、お子さんもいるとか。もちろんティム・バートン映画の常連さんです。

さて、工場で働く「ウンパルンパ」、本では「ウンパッパルンパッパ」。報酬がカカオ。カカオだけもらってどうするんだ?というのは文明に慣れきった人間の感想です。カカオが好きなんだから、仕事の報酬にカカオをもらう。しかも仕事中は思う存分カカオの香りを楽しめる。考えてみれば最高ですな。
はじめてウンパルンパを見たときは草野仁さんが出演されているのかと思いました。そうかな?と思う方はウンパルンパを演じたディープ・ロイという俳優さんの写真を検索してみてください。絶対似てるから。なんならスーパーヒトシくんを賭けてもいい。

 ところで、映画のことばかりご紹介していますが、本も読んでね。児童文学なんだから読みやすい。おもいきって原書(オリジナル英語版)でどう?

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