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保健室から 「ぜったい絶命」

6月7日、生徒たちに配信した記事です。
学校のシステムとして、生徒向けの配信は自動的に先生方にも配信されます。
どうも、先生方からの方が反響がある。
生徒諸君はあんまり感想なんて言ってくれないからなあ。
その点、大人は
「あそこがおもしろかった」とか、
「あれは笑った」とか、言ってくれます。
でも、
「役に立った」とか、
「勉強になった」とかは、言ってくれない。
いいんだけどさ・・・。

何年間か、学年主任ばっかりやってきました。
会議が多いんですよ、学年主任って。
校務運営委員会、学力向上委員会、生徒指導委員会、○○クラス連絡会議、相談室連絡協議会・・・。
その上、学年主任会議。

この、学年主任会議、毎週決まった時間が割り振られていましたが、何を議題にするかは
その時々。
よく教頭から言われました。
「タク先生、今日の学年主任会議、何を議題にする?」
議題がないんなら、会議なんかしなきゃいいのに。
「校長が、決まった会議だからやれって言うんだよ」
会議のための会議だな。

多くが「無駄だなあ」と思う会議でしたが、中には、「ほう、なるほど!」という意見に出会える会議もありました。

年に一回、学校医、歯科医、薬剤師の方々を交えての学校保健衛生会議というのがあります。
歯科医の先生も、学校医の先生も口を揃えておっしゃってたなあ。
「口は体への入り口です。口の中を綺麗にしておかないと、悪いモノがどんどん入ってくる。ほとんどの病気は口から来るんですよ」

コロナ禍で口腔ケアの大切さを訴える記事を見たとき、このことを思い出しました。
これは生徒や先生方にも伝えなきゃ!
ということで書いたものです。

「保健室から」vol.13

「ぜったい絶命」

歯の磨き方について、一度ならずレクチャーを受けていることと思います。
しかし、一度や二度、いやいや三度も四度も聞いたって忘れてしまうのが人の性。
ということで、確認しましょう。

まず、歯磨きの目的はプラーク(歯垢)を除去すること。
物理的にこすり取る。
しかし、あんまりゴシゴシやると歯茎を傷めてしまう。血が出るほどこすってはいかん。
そこで、歯ブラシの持ち方はペングリップがよろしい。
力はいれません。およそ150gから200g程度の力加減で。(かなり柔らかいタッチです)
歯と歯の間、歯と歯茎の境目を、一か所につき20回ほどゴシゴシ。
この際の揺れ幅は5~10ミリほど。
表側、裏側、嚙み合わせを丁寧にゴシゴシすると最低でも10分はかかるようです。
「30分必要説」を唱える方もいらっしゃる。朝の30分はちょっとツライ…。

実は歯だけではなく、舌も磨くといいらしい。
舌には舌苔(「ぜったい」と読む)という汚れが付着します。
こいつがプラーク並みの細菌の棲家。口臭の第一原因ともいわれている。
一日一回、できれば朝、歯ブラシか舌ブラシ(こういうものがあるんだよ)で奥から舌先方向にブラシをかける。
そうっとですよ。あんまり強くゴシゴシはできないだろうけど。

ウイルス対策としてはもちろんのこと、あらゆる病気の予防として歯磨きは有効です。
歯周病がどんな病気につながるかというと、例えば、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、骨粗しょう症、がん。
最新の研究では認知症やうつ病の原因の一つともいわれているとか。

生徒諸君というより、先生方、特に私と年齢の近い先生方へのご注意となってしまった。
もちろん若い時から口腔ケアをしていれば間違いなし!

やっぱり、先生方向けの配信になってしまいました。

現在、私は朝起きてから、だいたい5分ぐらい、
夜は寝る前に15分くらいかけて歯を磨いています。
朝はもう少し丁寧にやりたいところですが、なにせ朝の1分はとても貴重。
早く起きればいいんだろうけど、それもまた、なかなか・・・。
夜はテレビを観たり、パソコンを覗いたりしながら、
あっちをゴシゴシ、こっちをゴシゴシ。
右手でゴシゴシ、左手でゴシゴシ。

歯ブラシも2~3種類を使い分けるといいらしい、とは聞くんですが・・・。
まだ、その境地には至っていません。

まあ、そのうち、そう遠くない将来(後半年後)、
膨大な暇がやって来ます。来るはずです。来て欲しい・・・。
そうなれば、朝、昼、晩、1時間ずつ歯磨きいたしましょう。

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