保健室から 『変身』
5月28日に配信したものです。
この日は全国の新規感染者が3,705人。
今(8月12日)では東京だけで4,989人。
国際大運動会(?)も終わり、お盆休みに入ります。
政府は「帰省を控えろ」、「県境を越えるな」と言っています。
が・・・、人の流れ(「人流」って言葉、どうにも慣れません)は確実に増えるでしょう。
従来株がデルタ株にほぼ置き換わりつつあり、
さらにはデルタ株よりももっと恐ろしいラムダ株が国内で検出されているとか。
この状態で、パラ・・・、できるのか?
保健室から vol.9
「変身」
ウイルスは変異します。
イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型、インド型、聞いたことがあると思います。
「型」とは言わず、「株」ということも多い。
ウイルスはヒトの体内で増殖する。増殖というのはウイルスが自分のコピーを大量に作るということです。完璧なコピーをおこなえば、まったく同じウイルスが増えていく。しかし、世の中、「完璧」はそうそうない。必ずコピーミスが起こります。コピーミスしたウイルスのうち、コピー元より感染力が強いのが生まれたりする。こいつが拡がっちゃう。
まったく、変身して喜ばれるのは仮面ライダーだけだというのに。
いま日本で感染が増加しているのがイギリス型です。その中の「N501Y」というのが厄介な奴で、従来のウイルスより1.4倍も感染力が強い。しかも重症化しやすいらしい。
そして、困ったことにもっと厄介なのがインド型。いまインドでは国中がエラいことになっているとか。TVニュースで見ているとホントにたいへんです。死亡率が高いのなんの。
いまのところ、イギリス型にもインド型にも、ワクチンは有効に働くといわれています。だからとにかくワクチン接種できるまでは隠忍自重(わからない人はお調べを)。
マスク、手洗い、密回避(三密どころか一密でも)。
ところで、うちのばあさん、接種日が決まりました。よかった、よかった。
「これで、私はコロナに罹らんね」
いや、ばあさん、あんたは罹らんでも、私たちはまだ危ない。
うかうか出歩いてうちにウイルス持ち込むなよ。
このころはまだ、イギリスやインドを呼称にしていたんですね。
今では、国名や地域名は使わない。「デルタ株」、「ラムダ株」です。
さて、ばあさんは二回目も無事打ち終えました。副反応なし!
よかった、よかった。
ところが、私も二回打ち終えたのですが、二回目はやられました。
まず、夜中の3時頃、ひどい寒気が。
そして、その後には体が熱くて熱くて、汗がダラダラ。
熱を測ってみると、38.5℃!
若いころならまだしも、ここ十年ほどこんなに発熱したことはなかった。
明け方、解熱剤を飲んでうとうとすると、昼前には回復しました。
でも、熱は高いんですが、体自体はそうしんどくはない。
インフルエンザなんか、体中の関節が痛んだり、うずいたりするけれど、
副反応ではそんなことはなかった。
それにある程度は覚悟していたから、まあ、想定内。
さて、ワクチン接種はすんだけれど、まだまだ、手洗い、マスク、密回避はしますよ。
私、一部のコロナ軽視派のようにお花畑脳じゃないもんで。
それに、政府も自治体もなんも対策をうたないんだから、
できる限りのことをして自分と家族を守らなきゃ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?