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保健室から vol.28 「今日までそして明日から」

9月に入って、2学期が開始。
第5波のまっただ中でした。



保健室から  vol.28
「今日までそして明日から」

2学期が始まりました。
ということは、全国の学校で生徒諸君の接触が始まったということです。
全国的にも、石川県的にも、8月の第4週あたりから小、中、高校生の感染が増えています。

9月の第2週頃の感染状況がどうなるか?やはり心配です。

さて、とある名古屋のお医者さんは自分の十代のお子さんに向けてFacebookでこう伝えました。
・デルタは「もはやコロナではない」と言いたいぐらいに別の病原体になっちゃった。
・最初のコロナウイルスは1人の感染者から平均2.5人に感染させてた。でもデルタは1人から5-9人に感染する。全然次元が違う。
・忘れちゃいけないのは、報道発表で「軽症」ってのは「入院させて大量酸素投与まではしなくて済んでる」のレベルだからね。 現実の症状はインフルエンザの10倍ひどい。40℃が7日間、咳が寝ても起きても止まらなくて眠れない、全身死ぬほど痛い、水飲むのもしんどい。でも酸素測ったらどうにか92%あるから、入院は後回し。  
これが「軽症」。
・とにかく、感染しないで。今までと同じ注意だと感染しちゃうから、今までよりも自分に厳しく。
・残念だけど、「いつもの友達」とも遊ぶのはキャンセルしてね。マスクありで一緒に部屋の中でゲームするだけでもあっさり感染するウイルスになっちゃった。

専門家の間では、「デルタ株は空気感染する」と言われているそうな。
もはやウレタンマスクでは防げません。鼻出しなどはマスクの意味なし。
不織布マスクでも、1メートル以内で向き合っての会話はやめましょう。
換気の時間を設けるのではなく、常時換気を。
飲食は、できれば2メートル以上、他人様とは離れる。向かい合うなどもってのほか。
屋外でも安心はできない。誰かと話すならマスクは必須。距離も必須。

この県でも自宅療養者が増えています。自宅で療養?できるんかいな?
しかも「軽症」といっても、40℃が7日間って・・・

感染せぬことが一番です。
そうすれば、人(友人、家族、じいさん、ばあさん)にもうつさない。



第5波は8月を中心にして、9月いっぱい続きました。
夏の世界的運動会の影響無しとは、とても言えない。
バブル方式で関係者を囲い込むといったって、そもそもバブルが穴だらけ。
その結果、第5波の死亡者数ピークは9月8日の12,390人。

第6波の現在、死亡者数ピークは2月17日の95,205人です。
重症化しない、風邪みたいなもんだと言って回ったお方も大勢おられた。

なぜにこんなひどい伝染病のことを軽め軽めに測りたがるんだろう?
テレビやなんかで、
「コロナたいしたことない説」を唱える人たちには、
そうすることでなんらかのベネフィットがあるのでしょうか?
あるんでしょうね。
どんなお得があるのかはわかりませんが。

楽観主義的発言者の意見を聞いて、取り返しのつかないことにならぬよう、
まだまだ、感染症対策は必要でしょう。

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