暗号資産の先頭を突き進むスタートアップの代表が創造する「挑戦者が挑戦者を救う」世界とは
こんにちは、日本暗号資産市場式会社広報部です!今回も弊社代表の岡部さん(https://twitter.com/noritaka_okabe)にお話を伺いました!日本暗号資産市場は何を解決するのか、そして何を目指しているのか。
こちらの記事は後編となります。前編となる「暗号資産の最先端をゆくスタートアップの代表は常識外れの少年だった」も合わせてご覧ください。こちらは岡部さんの42年間に迫った記事になります。
基礎知識:ICB(ICHIBA)って何?
弊社は2020年夏より、「1コイン=1円」の日本円だいたい安定通貨である事業者用自家型前払支払式手段ERC20トークンのICHIBA(ICB)の発行とICBによる代理購入サービスを展開しています。詳しくは「ICB公式HP」をご覧ください。
挑戦者に優しくない世の中を変える
ーー本日もよろしくお願いします!いきなりですがこの会社は何をしているのか教えてください!
よろしくお願いします!この会社は簡単に言えばデジタルの価値とモノの交換を促進するような会社です。仮想通貨でモノが買えたり売れたりというサービスをしています。
ーー具体的に何を解決するんでしょうか?
ちょっと深い話をすると挑戦できないことが問題だと思っていて、根底にはそれを解決したいという思いがあります。起業家とか社会問題を解決しようとしている人が挑戦しにくい世の中だと感じていて、例えば大学生が起業しようとすると「頑張れ」って応援するような雰囲気よりも「とりあえず大学は出ておけ」とか「一回大きな会社に入って勉強してから」という雰囲気は良くも悪くもずっとあります。これからは挑戦したい人が挑戦したいときに挑戦できる社会になればいいと思っています。私自身も大学生の時に苦労したところではあるので、これから挑戦する人には優しい社会にしたいなと思っていて、そういう人の役に立ちたいです。
挑戦者が挑戦者を応援することは可能なのか
ーー実現できればいい世の中になりますね!どうやって実現しようとしているんですか?
具体的に言えば、挑戦したいと思っている会社や個人が、うちが発行しているICHIBAのようなコインを発行して、それをうちが買うことで力になれるはずです。またコインとモノの取引が進めば、この会社はそこの、モノと交換するところで差益をいただくことができます。このような「挑戦を応援してそこの過程でお金をいただく」というモデルでうちの会社が成功して、他の会社にも広めていくことができれば挑戦しやすい社会の実現に大きく近づきます。コインじゃなくても、クーポン券を発行するだけだったら比較的取っつきやすいし、それが売れるということはある程度の将来性は認めてもらえたという自信にもな流ので「やってみよう」「企業しよう」っていう気になると思うんです。今は覚悟を持って起業したところに出資が集まって、厳密な規定がある中で法律を守ってお金を募集しないといけないので、ちょっと挑戦してみようという人にはハードルが高いと思います。そこを低くすることはイノベーションのためには絶対必要です。我々自身からしてもチャレンジです。
ーーそれってこの会社にもかなりリスクがありますよね?
だからこそ我々も挑戦者なわけですが、この会社が大きくなればなるほど大きなリスクも取れるようになっていきます。今でもスタートアップのトークンは取引できていますが、挑戦したい個人のリスクまでは取り切れていません。いろんな人のリスクを肩代わりすることになりますが、そこには需要があるのでビジネスが成り立ちます。
自分たちが挑戦者であっても、他の挑戦者を助けたいという思いが私個人には強くあります。従業員みんなも挑戦者だと思っていて、会社からするとある意味投資をしてそこでうまくいった部分が会社の利益になる。それを今まででは会社って言う一つの細胞の中でやっていたわけですが、自律分散社会だと相互作用がもっと広がっていくのでそこにビジネスチャンスがあると思ってます。
日本は経済戦争に勝てるのか
ーー先ほどイノベーションという話がありましたが今の日本にイノベーションが必要なんですか?
世界では軍事戦争はしなくても経済戦争は常にしていますよね。日本は一時期調子が良い時代もあったけど最近で言うと長らく調子が悪い時代が続いていて、経済戦争に負け続けています。今までのやり方で勝てる見込みはないので、我々のような挑戦する人がどれだけイノベーションを起こせるかが大事になってきます。日本には八百万(やおよろず)みたいな考え方が昔からある国なので、800万生きの良い会社がいて、そこからポコポコ強い会社が出てくるような社会が理想です。これだったら全体としては強いままでいられるので経済戦争で勝てるようになりますよね。結局、軍事戦争をしていた時代も経済戦争で勝っていないと国力の差があって勝てないので、自覚は薄くても実は国際的にはずっと経済戦争していたんです。
ーーなるほど、、。日本が経済戦争に勝つにはどうしたらいいですか?
今までの日本ではマニュアル通りできることが長所だと言われてきました。その反面、イノベーションを起こすにはマニュアルなんてないところで戦わないといけないですよね。だからこそ、スタートアップに入るような比較的変化を好む人たちがどれだけ独自の生態系を作れるかが大きいかなと。数で言うと変化を好まない人の方が多いわけですが、変化を好む人が集まらないと変化は起こりません。日本って私も好きな国だし、いいところがたくさんあると思ってますが、どうやったら今までのいい所はいい所で残しながら戦えるかは結構考えています。
先頭を突っ走れ!獣道にも価値がある
ーーこの会社の社会における立ち位置を教えてください!
まず、暗号資産とかブロックチェーンがずっと金融の領域だと思われていたんですが、金融の外側に大きなチャンスがあるっていうのが徐々にわかり始めているんですね。そしてこの会社は業界全体にはそこの先頭を突っ走っている会社だと思われています。うちの会社の後に続こうとしている会社もすごくたくさんありますしね。この会社は社会的にも「他の会社の真似をして後からついて行きます」っていうのはあまり期待されていないです。先頭を突っ走って、必要に応じて官公庁と調整して道を最初に引く、つまり獣道でも良いからまず道を引くんです。そしたらその後ろを道路を舗装する人がやってきて舗装してくれて、初めて車が通るようになります。
投資家の方々からも「リスクをとって良いから突っ走ってくれ」と言われていて、突っ走るのが仕事だと言えます。突っ走った結果、崖から飛び降りるようじゃやりすぎだし、それは崖があったらそこから戻って別の道を通すのが仕事です。
マーケットの拡大は続いていく
ーー正直この会社、将来性はあるんでしょうか?初心者の私にもわかるように教えてください!
私はあると思っています。仮想通貨のマーケットって急激に大きくなっているんですよ。もともと仮想通貨はなかったわけですが、出てきてからほんとに急激に大きくなっていて、ビットコインとかイーサリアムの価値がどんどん上がっています。今までの円とかドルとかのお金がビットコインとかに流れる方向が一貫してありますし、基本的には今までなかったものだから、拡大する方向はこれからも続くはずです。
無論、仮想通貨が流行っているのにもちゃんと理由があって、例えば今回のようにコロナで赤字になると政府はどんどん円とかドルを刷って配ることができますよね?でも例えばビットコインは最高で21,000,000枚と上限が決まっているからなかなか手に入れることができません。そういうところに希少価値を見出している人も多いんです。それと比べると法定通貨は、国が「何とでも交換できること」を保証しているから価値があるって言われていましたが、今は「国が保証すると言ってもいくらでも刷れるから相対的なものでしかないよね」って考え方が広まってきています。
「文化的遺伝子を残したい」
ーー今後この日本暗号資産市場をどんな会社にしたいですか?
いい人材を社会に輩出したいです。うちはなんらかの社会問題を解決する人が集まる会社にしたいので、この会社で培った「自律分散的にどうやったらうまく行くか」の経験知見、ノウハウを持った人が最終的にうちのグループ会社でもいいし独立してもいいと思っています。そういう種をどんどん撒いていて自律分散型社会を作りたいです。ようは自律分散の遺伝子を世の中にばら撒く会社にしたいんです。生物って生存本能があって子供を残したいと思うわけですが、同じような思いでこの会社の文化的な遺伝子を受け継ぐ会社がどんどん出てくればいいなと思っています。
ーーつまりこの会社をスタートに、世の中に羽ばたいて欲しいんですね!
そうですね、新陳代謝ってどんな組織でも必要だと思うんです。硬直化するとどんな会社でも優秀な人が活躍できなくなってしまうので、枠からはみでちゃって辛いという人は当然外に出た方がいいと思います。うちの会社自体も大きくしたり小さくしたり柔軟に対応できる自律分散の組織であればそういう人も働きやすいかなと思います。たまたまかもしれないけどうちの会社は起業を考えている人も多いです。それはやっぱり私自体がそういう考えだからだと思うし、そういう人たちが居心地のいい会社にしてるとは思います。逆に「この仕事やれって言われたらやるのでずっと雇ってください」って人に必ずしも居心地が良い会社かはわかりませんけどね(笑)
ーー「社会」という大きな括りで見た時、どんな会社にしたいですか?
どんどん技術が発展して、お金のあり方がデジタル化されて変わっていっています。その社会の変革の波をうまく捉えていきたいです。いろんな会社や個人が活躍するときには必ず「価値」の交換が起こるので、そこのハブになるような会社を目指しています。そのためにこれからもチャレンジを続けていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回の記事はいかがだったでしょうか?
さて、次回から3週間連続で弊社社員の方々にお話を聞いていきます!お楽しみに!
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