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COCOAさんからご連絡

今日は、私が先日初めてCOCOAさんから連絡を貰った時の話をしたいと思います。

ご存知でしょうか、COCOAさん。新型コロナウイルス接触確認アプリ。COVID-19 Contact-Confirming Application。

ご存知でしょうかって!さすがにみんな知ってるわ!

と思ったら大間違い。この話5、6人にしたんですけど、内2人から「COCOAって何?」って言われました。自分の常識が他人の常識とは限らないという教訓です。肝に銘じておきたいですね。

さてCOCOAさんと私の仲はといえば、COCOAさんが2020年6月に生まれて割と直ぐに、グイグイ連絡先を交換しに行った(インストールの意)ので、2年余り続く間柄、ということになります。

「何か(感染リスク)あったら連絡するねー!」とフレンドリーな言葉とは裏腹に、一向に音沙汰がありませんでした。あれは社交辞令だった(機能してないの意)のか、それとも便りのないのは良い知らせってことなのか…。

なんて思っていたら先日、ついに連絡が来ました。確かアプリを開く前に「えっ!」って思ったような気がするので、プッシュ通知も何やらただならぬ気配を出していたのかもしれませんが、もちろん記憶を失いました。スクショ撮っとけばよかった。

ここで念のためCOCOAさんがどういうときに連絡をくれるのか、一応確認しておきますと、入ってるスマホの持ち主の感染が判明して、持ち主が感染者番号(そんな名称ではないはず)を入力すると、その人の感染が疑われる期間に15分以上1m以内の距離にあったスマホの持ち主にお知らせしてくれます。自信ないけど。多分。

ではいよいよ、実際に連絡をもらった時のスクショ、ご覧いただきましょう。

見たいですよね?まだCOCOAさんから連絡もらったことがない方も多いと思うので(謎マウント)


(;゚д゚)(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚)…?!

「477分間の接触」

「15分の接触」どころか、驚きの31倍。え?バグじゃない????

……とは思いませんでした。もうね、あそこに間違いないよねって思う接触場所に心当たりがありました。ログチェッカーでログを確認してみても日付に間違いはありません。

接触したのは新幹線。ほとんどの人が微動だにせず座っているだけの場所です。時間の長さも納得。

1m以内に多少の誤差はあるそうですが、その範囲に他の乗客の方がおられたこと、しっかり記憶しています。心配性でお馴染みの私はかなり警戒心を持ちながら乗車しているので

・私の真後ろの席で、しばしば咳をしていたお姉さん
・通路を挟んで反対側の席、やや高齢のご夫婦(特にお弁当を食べ終わった後もマスクを戻さずリラックス。日頃の感染警戒心の低さを伺わせる旦那さん)

のことは特に印象に残っています。

にしても477分って乗車時間より長い。時間が長くなるのは、複数の感染者と接触したときです。つまり複数の感染者が乗車していた、ということになります。(もしかしてもしかしたら「乗車していた感染者は1人で、その人から別の人が車内で感染し、あっという間に発症してその人も検査を受けた」という可能性もゼロではないかと思いますが)

これまで新幹線に乗車するたびに、咳を繰り返している人がいると(まあね、アレルギーとは喉ヨワヨワとかで普段から咳してる人って普通にいるし。つい不安になってしまうけど、この方もきっと感染してるわけじゃないよね。うんうん。)と心配性の自分を励ましていましたが、ついに本当に感染している方に遭遇していた、というわけです。

最近では「警戒はするけど、かかったらかかったでしょうがない」みたいな雰囲気の方も結構おられますし、実際感染して無事に回復、今のところ特に後遺症もないという知人もチラホラ増えてきましたが、私は万が一の後遺症もイヤですし、我が家にはヨボヨボの高齢者がいますので、絶対に感染したくないのです。(ハイリスクな行動をした場合には念のため数日間家の中でもマスクをしています。)

通知が来たのは乗車の3日後、思いのほか早くてスゴイ!と思うと同時に、だったらその人が乗車してた時、本当にしっかり感染性がある真っただ中!みたいな人の可能性高くない???と余計に不安が募ります。「477分」とか言われたらもう、マスク機能してなかったら絶対感染するじゃん!みたいな気さえしてきます。

そして今回はさらに、私には珍しく翌週、数日間に及ぶ重要な予定(参加費5万払ってる)が入っていたので、特に絶対オブ絶対に感染したくない最悪のタイミングです。

しかし皆さん、安心してください。心配性な上に「マスクを切り刻む」投稿で名を馳せた私ですから、長時間の密室となる新幹線乗車時はヤマシンのゼクシードを愛用しています。

ガチガチに警戒しているので、新幹線の車内でモノを飲んだり食べたりするときも、その都度(何なら一口ごとに)マスクを着けています。厳密にいうと、(アホっぽくて恥ずかしいので言いたくないけど)「息を吸う→マスクを外す→食べ物飲み物を口に入れる→マスクを着ける→呼吸&咀嚼&飲み込み」くらいの姿勢で臨んでいます。まあ正直マスク外してる間に、マスクの内側はがっつりその空間の空気に触れているわけですから、これはまぎれもない気休めです。でもね、これをやっていたことで実際通知が来た時も「あれだけ警戒してたしな。多分大丈夫!」ってしっかり気が休まりましたんでね、ビバ!気休め!ってなもんです。

いつもなら、新幹線の時はさらに用心してマスピタもしているくらいですが、忘れそうになって出かける直前に慌ててポケットに突っ込んだはずなのに、なぜか入っていませんでした。(帰ったら玄関の隅に落ちてた)

マスク以外にもいくつか安心材料はあります。

まず一つは、すでに3日経過していること。オミクロンの潜伏期間は平均とか中央値とかが3日弱くらい。感染してれば(そして発症するなら)半分の人はすでに発症しているはず。そして、さらに2日も経てば、8割がた発症する感じです。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000970030.pdf

ですから、通知が来たこの時点で発症の気配を感じていないということは「感染していない」の可能性も結構高い。

そしてもう一つの安心材料は、新幹線は常に換気をしていて、6分だか何かで常に空気が入れ替わっています、という触れ込みなのです!

…いやいや入れ替わっていても477分そばにいられたら、常に呼気が吐き出されてるでしょ…。実際何度かCO2モニターを新幹線に持ち込んだことがありますが、それなりに人が乗っている新幹線のCO2は常に1000ppmを余裕で超えています。本当にちゃんと喚起されてるの?それに447分も同じ時間を過ごしていたらどうなんですか?

うんでもねでもね(一人会議開催中)新幹線の換気の仕組みご存じですか?どこから空気出て行ってるか。座席の下なんです。

この仕組みを見ると、何となく空気の流れも前後というより上下っぽいし、各座席に座っている人の呼気は、その周辺でちゃんと回収されてる気もするね、と希望的観測も湧いてきますよね。

なんて考えながら、万が一に備えた飲み物やアイスの準備をしつつも、残りの数日を無事に乗り越え、(発症するなら)99.18%の人が発症しているはずの10日後、何事もなく重要な予定にも参加することができました。でも一応参加前に、「発症してない人は感染してても陰性になりがちだからあんまり意味ない」でお馴染み抗原検査キット、しかも「正確さ全然保証なし」でお馴染みの研究用で、まぎれもない気休めの検査を実施したりしてみました。抗原検査キットで陰性だったからと言って油断しないように気をつけましょう。

その後「第1類医薬品」の抗原検査キットのネット販売が開始されたので、今回の出来事を踏まえ、今後の万が一に備え早速購入いたしました。皆様も購入の際は「第1類医薬品」を。しかし抗原検査キットで陰性だったからと言って油断しないように気をつけましょう。(3文ぶり2回目)

というわけで、通知は来たけど、実際にはその時には感染性がない状態だったのか、あるいは新幹線の換気がすごいのか、それともさすがはヤマシンゼクシード!ということなのか、ただただ運が良かったのか、幸いにも私は感染していませんでした。

せっかくだからマスクスゴイ!ってことにしておきましょう。

ちょーーーっと待ってください!(深夜通販で値段が発表された後にさらなるお得情報が出るときの声で)

あの子のこと、忘れてませんか。そう、「免疫」です。

もしかしてもしかしてもしかしたらだけど、換気もマスクもそんなにあてにならなかったけど、実はワクチンで覚えさせられたアイツのことをB細胞だか何かが抗体をどうだかで、細胞性免疫とやらもナントカカントカだったのかもしれませんよね。

もしかしてもしかしてもしかしたらだけど、「感染予防」とまではいかないまでも、実は特殊訓練(ワクチン)を受けた私の免疫がひっそりしっかり戦ったおかげで、がっつり発症みたいなことにならなかったという可能性もゼロではないかもしれませんよね。

高校生物さえやっていないので、免疫のことちょっとは勉強しよう!と思って本を買った(けどまだ一ページも開いていないので何も学んでいない)私の素人雑無知理論的に考えると、おそらくオミクロンが私の体内に入ったとしたら、B細胞か何かから生まれた抗体たちが「ちーーーーす!お久しぶりでぇーーーs…あれぇ?新コロさん、なんか感じ変わりました?イメチェンっスカ?え、もしかしてS蛋白質イジりました?」とか言いながらも、とりあえず出てはくるはず、ではないでしょうか。

その後、抗体で勝てるのかどうか、感染したうえで感染した細胞ごとやられる展開なのか、詳しいことは全く分かりませんが、つまり何が言いたいかというと、「マスクや換気で防げた」ではなく「体内にウイルスが入った上で、しかし無事だった」のなら、とりあえず抗体が上がっているのではないか、という想像です。

根本的に間違っているかもしれませんが、一応、確認してみましょう。

ハイこちら。

もうね、抗体検査も7回目ともなると、もったいぶるのもめんどくさくなりました。876.9AU/mL。思ったより低くない、でも全然増えてはなさそう。まだ実戦に出たことはありません、みたいなウブな顔してる。

本当はもうちょっと早く検査に行きたかったんですけど、重要な予定が入っていたりしたので、いつもの地域最安値病院に行く時間がとれず、接触の日から3週間と1日後の数値です。ちなみに3回目接種からはほぼ6か月。そして便利なことに2回目接種から同じくらいたった時の数値がここに乗っていました。

442.2AU/mL。6か月と8日後ってちゃんと書いてて私エライ。なので今回も正確に書いておきましょう。3回目から6か月マイナス2日後です。

タイミングがちょっと早いこと、3回目接種直後が2回目より少しだけ高かったことを踏まえると、今回の876.9は442.2よりちょっと高くてとっても妥当。これだけ見ると感染歴の気配は全く感じませんね。

やっぱりマスクスゴイ!ありがとうヤマシンさん!という結論にしておきましょう。

ところでCOCOAさん、いなくなっちゃうそうですね。せっかく仲良くなれたのに。

先月から1ヶ月かけて仕込んでいたこのネタ、先日抗体検査を受けに行く時間が取れて、結果が届き、ようやく書けるタイミングでのちょっぴり残念なニュース、「コロナ接触確認アプリ「COCOA」機能停止へ」。

そのお知らせの直後にこの投稿、いかにも話題に乗りました!みたいな感じになってしまいましたが、決してそういうわけではない、ということは申し添えておきたいと思います。(とくに意味のないプライド)

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