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輝く!(レ)抗(ド)体賞〜〜!!

はい!皆さま、ご無沙汰しております!!!「輝く!新型コロナ抗S抗体賞」が惜しまれつつ5回で終了してから一年余り、あの「抗体賞」が特別番組として帰ってまいりました!!!

https://note.com/jpn14/n/n01d60ae15edb


久々にnoteに書くネタができたもんだからって、すっかりはしゃいじゃってすみません。

最近国内で、麻疹の感染者がチラホラ出ているというニュースを受け、抗体検査に行ってまいりました。

麻疹はご存知のとおり、風邪みたいな症状が出て、すっごく高熱が出て身体中にぶつぶつができちゃう病気です。大体7〜10日ほどで回復するとか。それだけでもかなり嫌ですね。湿疹の跡もしばらく残るでしょうし。

でも、毎日ネットしか見ていない私は知っています。

麻疹はナメてはいけない怖い病気なのです。でも素人の私が中途半端に語ると、多くの間違いを含んでしまう可能性がありますから、怖がりポイントをものすごく雑にまとめます。
(詳しく正確な情報は、リンク先をご参照いただくか、お近くの医療機関か、遠い親戚のお医者さん看護師さんへお尋ねください。)

1. 色んな合併症があって、最悪死ぬ。
中耳炎とか、肺炎とか、脳炎とかになることがあります。最悪死にます。
そして、SSPE(亜急性硬化性全脳炎)、麻疹に感染して治ったと思ったら数年を経て発症する、めっちゃくちゃめっちゃくちゃ怖いやつ。

2.なのに物凄く移りやすい.
コロナは空気感染なのかどうか、エアロゾル感染は空気感染と違うのか、みたいな議論ありましたけど、そんなのは目じゃないガチの空気感染。同じ部屋で息吸って感染。接触感染、飛沫感染も。感染力とっても強い。

3.免疫が低下する。
回復後も暫くは免疫が低下して他の病気にかかりやすくなるだとか、それどころか今までに罹って免疫を獲得していたはずの他の病気に対する免疫の記憶がリセットされちゃうだとか。

まあこのようなおっそろしい病気なのですが、幸い多くの方は子どもの頃の予防接種で、あるいは感染で、麻疹の終生免疫を獲得していますので安全です。そして沢山の人が終生免疫を持っているので、こんなに感染力が強くても大流行はしないのです。多分。でも、1990年以前に生まれた人は、ワクチンを一回しか打っていないか一回も打ってないか。(一回も打っていない人はむしろ感染した可能性高いですけど。)一回しか打っていない人は十分な抗体がないこともある。

大流行しないからといって、感染者はゼロではないので、自分が抗体を持っていなければ、感染者と電車に乗り合わせたりしただけで感染してしまいます。

さて、うちの母は、大切な書類も、大切な思い出の品も、大切な記憶も、全て捨ててしまうタイプの人間なので、母子手帳はもちろんないし、私が予防接種を受けたのか、あるいは麻疹に感染したのか、その記憶がありません。さらに私が物心ついて以降に知る母は、役所から送られてくる大事なお知らせ的なものや、果たすべき義務的なものを、もれなく確認してもれなく実行できる人間でもありません。

なので、以前の麻疹流行時にも尋ねたのですが、「打たせろって言われたものは打たせているはず…」「幼稚園くらいの時に罹ったんじゃなかったかねぇ」と、なんとも頼りない返事。ハイ残念でした。幼稚園の時に罹ったのは、水疱瘡です。かなり軽くて、痒みもさほど強くなくて、元気一杯だったので鮮明に覚えています。というわけで、麻疹の予防接種を受けたか、あるいは物心着く前に感染したか、全くわからず、抗体を持っているのかどうかわかりません。仮に予防接種を受けていたとしても、年代的に2回接種でないことは間違いない。

心配性で、「全ての起こりうる悪いことは自分に起こる」と思っている私は、このままだと麻疹に罹って死ぬし、罹って偶然電車に乗り合わせた接種前の赤ちゃんにうつしてしまうし、免疫が低下してしまうのです(もう罹って死んでるのに)。すごく怖い。だからもうワクチンを打ったほうがいいに決まっています。

しかし同時に、心配性ですべての薬を「ごくごく稀な副作用で最悪死ぬ」と思いながら決死の覚悟で飲んでいる私ですから、もしもワクチンを打つ必要がないのであれば、打ちたくない。

そんなわけで抗体検査を受けることにしました。ちなみに、医師の皆様の中には「2回接種じゃない人はとにかく打っとけ」派と、「急に需要が高まると打つべき赤ちゃんの分がなくなるから、高くても抗体検査して」派がおられます。私は赤ちゃんの分を奪いたくない心優しき人間なので検査しました(1段落の間に豹変した偽善者)

ついでに風疹にもかかっていない自信があるので検査してもらいたい。ググってみると、風疹には、感染しても症状が出ない不顕性感染もあるみたいなので。何かと意外に軽く済みがちな私は、もしかすると感染済み、という可能性もゼロではない。っていうかそうであって欲しいという希望的観測。

まず最近よく行っている内科に電話して聞いてみたところ、麻疹風疹両方合わせて16000円と言われました。たっか!!!!!!

流石にもうちょっと安いところがありそうです。というわけで検索してみると、海外渡航や病院実習などの方のための、抗体検査や予防接種をガンガンやっている雰囲気のクリニックを見つけました。

麻疹風疹だと、1万円ちょっと、そのほかにも、ムンプスとか水痘とか肝炎とかのメニューがあります。4種盛り5種盛りみたいにセットになってるやつもある。しかも土日もやってて、すぐ予約してすぐ行ける!

というわけで、すかさず行きました。そして勢い余って4種盛り(麻疹、風疹、水痘、ムンプス)+C型肝炎をお願いしてしまった・・・そういうとこある。ちなみに5種盛りは4種プラスB型肝炎です。
C型肝炎をを入れたのは、母がC型肝炎だったから。まあ母が手を切った刃物で私がその後手を切った、みたいな出来事の記憶はないのでまず大丈夫だと思うけど、とにかく心配性なので。

よく考えたら水疱瘡は罹ったって分かってるんだから必要ないと思ったんだけど、なんか舞い上がっちゃってね。おたふく風邪は罹ってないし、ついでにやりたいやりたい!みたいな。ほら、そういうとこありますでしょ私。

採血して、結果はおよそ1週間後。

「お会計が1万7千何とか円になり…」(失神)

気を失ったので、後半はよく聞こえなかったけど、QR決済で払いました。
1万6千円にたっか!!!とか言ってたのに、この有様。ほら、そういうとこありますでしょ私。なお、麻疹の抗体だけなら探せば4000円くらいからありますのでご安心ください。

結果が明らかになるまでは、屋内で息を吸うだけで感染しちゃうかもしれないので、ガッチガチに強めのマスクで電車に乗ります。2回接種世代の若者たちの輝きが眩しい。まあ、引き続きコロナにも感染したくないですし。マスクを外す方も多くなりましたので、こちら側のガードを厳重に。とにかく心配なので。

現在愛用中のガッチガチマスク。


さあ、おまちかねの(レ)抗(ド)体賞、各賞の結果の方、すでにこちらの封筒で手元に届いております!

まずはC型肝炎抗体賞の発表です。この賞は他の賞と違い、感染していないことを確認することを目的として設立された賞です。それでは発表します。

C型肝炎抗体賞は!

「-」さんです!受賞確実と言われていましたが、期待を裏切らない結果となりました。おめでとうございます!ステージの方へどうぞ!

今のお気持ちは。

「そうですね。おこがましいようですが、かなり自信はありました。とはいえ、やはりこういった形できちんと認めていただけるのはありがたいですね。今はいい薬がありますが、やはり陰性としての自分を大事にしていきたいです。」

続きまして、ムンプス抗体賞の発表です。

それでは発表いたします!ムンプス抗体賞は!

残念ながら今回は該当者なし、ということになりました。基準値の2.0すら下回る「1.9」さんがノミネートされていましたが、十分な免疫抗体価とされる4.0には全く届かず、残念ながら今回は体賞の受賞には至りませんでした。やはりおたふく風邪には感染していないという記憶に間違いはなかったようですね。ワクチンの接種後の活躍に期待しましょう。

それでは続きまして風疹抗体賞の発表です。

風疹抗体賞は!

「10.2」さんです!!!十分な免疫抗体価の8.0を僅かに上まわったダークホースがまさかの受賞となりました!快挙です!おめでとうございます。ステージの方へどうぞ!

今のお気持ちは

「そうですね。接種の経験もないですし、いつがデビューだったのかもわからないくらい地道な活動を続けてきたんですけど、今回こうしてハッキリとした形で結果を認めていただけて感無量です!これからもあまり派手な活躍はできないかもしれませんが、自分にできることを精一杯続けていきたいと思います。」

それではいよいよ、大注目の麻疹抗体賞の発表です。

麻疹抗体賞は!

「20.7」さんです!!!!!なんと!十分な免疫抗体価の16.0を上回り、こちらも驚きの受賞となりました!おめでとうございます!

どうですか?今のお気持ちは。

「いやぁ、接種のことを覚えていないので、正直自分の実感としては、厳しいかなと思っていたのですが、プロデューサーの麻疹さんの拡散力が強いので、もしかしたら感染での受賞もあるかなと思っていたんですけど、この結果は、どうなんですかね。もしかすると1回の接種の功績が認められた形での受賞なんでしょうか。いずれにしても本当に嬉しいです!明日から自信を持ってまた頑張っていきたいと思います!」

これで、今回の各賞の発表は全て終わりましたが、最後に、過去に顕著な感染の功績をおさめた方に贈られる特別賞にあたる、水痘賞を発表させていただきます。

水疱瘡賞はこの方です!

「113.0」さん!!!!!これはすごい!なんと、今なお現役さながら!十分な抗体価4.0を大幅に上回っての受賞です!!ステージの方へどうぞ!

今のお気持ちと、今なお高い価を保っておられる秘密を教えてください。

「いや…、実は、2011年に、帯状疱疹をリリースしまして…。その時はさほどブレイクもせず、もう次はないかと思っていたのですが、中には再デビューされる方もいると聞きまして。高齢での再デビューは体力的にも厳しくなると思うので、いずれリハーサルをと考えていました。ですが、その時の帯状疱疹がまだにこのように高く評価されていることが分かって、私自身非常に驚きましたし、再デビューに備えた予防接種は焦らなくても、今の状態をもう少し長く続けていけそうかなと思っています。」

……正直、「抗体賞〜!!」の寒タイトルで始めた時、この設定やってたのをすっかり忘れてました。書きながら途中で思い出して、5個もやらないといけないことに気づいたんですけど、考え直すのも面倒だったので、泣きながら書きました。

必要ないと思った水痘の抗体検査、何気にすごく役立つ情報だった。そういうことですよね?私まだ帯状疱疹ワクチンは当分打たなくて良さそうってことですよね?あの時の、酷くはならなかったけど、とにかく痒かった手首の湿疹が、こんな結果を産むとは。禍福は糾える縄の如しですね。

そして、絶対打たなきゃいけないような気がしてた麻疹ワクチンも必要ないことが分かって一安心。ここまでの感染事例をみると、抗体なしで新幹線とかに長時間感染者と乗り合わせて閉じ込められたらかなり厳しそうですから、本当に安心しました。

ちなみに検査結果と別に手書きの紙も貰っていて、そちらに「十分な抗体価」の基準の数値と、ワクチンが必要かどうかが書いてあります。

おたふく風邪のワクチンはいずれ受けようと思います。でもググってみると麻疹やムンプスのワクチンは軽い症状っぽいのが2〜3週間後にでるとか書いてあって、大人はスケジューリングがなかなか難しい…。

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