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今日は穏やかな時間が流れていて
とても気分がいい。

昨日は雨が降っていて洗濯物を干せなかったので
今日は洗濯を2回回した。

わたしは家事をしている時間が好きだ。

決してやりたいことではなく、
やらなければいけないことリストのうちの一つだが
家事をしているときは余計なことを考えなくて済むというメリットがある。

わたしが一番好きなのは洗い物だ。
その次に好きなのが掃除機をかけることだ。

今日は妹の部屋以外掃除機をかけて
いい汗をかいた。

もともと、わたしが洗い物担当で、妹が洗濯担当だが、
最近はわたしがほとんどやっている気がする。

ニートなんだからそれぐらいやれ、と。

来月、ニートから社会人になるわたしにとって
いいリハビリになるので問題はない。

食べ終わった食器を水に浸けてくれないこと、
リビングのテーブルの上が散らかったままなこと、
洗濯ネットに入れてくれないこと、
家事をしないと分からない苦労が身に沁みる。

母親は偉大だ。

仕事はいつでも休職したり退職したりできるが
母親は24時間365日、
母親であり続けなければいけない。

わがままでやんちゃな娘2人をかかえて
家のこともしながら働いていた母はすごいなと
改めて思う。

今は1週間に一度家に帰ってきて、
行き届いていない家事や買い物をしてくれている。

母の料理は美味しい。

母はどんなに些細なことでも褒めてくれる。

しんどいときはいつも以上に気を遣ってくれる。

誰かと遊んだ話をすると嬉しそうに聞いてくれる。

母親とは仲が良いわけではなく、
むしろずっと反抗期が続いているような関係だ。

母の考え方はわたしとは正反対だし
そもそもの人間の相性が合っていない。

わたしは家では無口だし、
できれば要件はラインで伝えてほしいし、
部屋に入ってきてほしくない。

こんなこじらせ娘だが、
24歳にして母の偉大さを感じることができている。

今まではただひたすら目の前のことに必死だった。

好きな習い事をし、中学校に通い、
高校受験をし、部活をし、バイトをし、
友達と飲みまくり、酒に溺れ、

出会いがあり、別れがあり、

当然与えられている人生のように歩んできた。

ひとりでは何もできなかったことを
今になってやっと実感している。

同じような毎日を繰り返して
働くことに追われている日々の中では気づけなかったであろうことを
わたしはこの2ヶ月で得ることができた。

きっとわたしはこんなことを母に伝えることはしないだろうし
これからも反抗的で無口なままだろう。


まだまだ精神年齢は低くて
母親になる覚悟なんか全くない。
いつまでも子どものままでいたい。


でも、いつか、親になるときがきたら
母親のような母親でありたいと思う。



生まれてからすべての経験が
今のわたしを作っていることに感謝しながら
今はただ精一杯生きていく。



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