S男#2 - 21話

ご飯を食べ終えて、彼がお会計を済ませてくれる。
Thank you, I will suck your cock for payment later. と言うと、Yes please. と彼は答える。こういうセクシュアルな会話を彼とするのが楽しい。
外で小声で、いやらしい話しできる、初めての相手。別に他の人に聞かれても、それはそれで面白いと思うと、彼も言う。

手を繋いで店を出る。デザートに連れて行きたい店があるけど、行く?ときかれたので、もちろん!と答える。スウィーツが何よりも私は好きなのを知っている彼は、多分、前日に調べたのだと思う。
ついたのは韓国系のカフェで、モダンな落ち着いた雰囲気のいい店だった。
ベンチシートに私は座り、彼が隣に座った。たまに、カップルが横並びに座っているのを見るけど、彼は、そっち派なのかと、可愛く思った。
車を運転していても、私の足に手を置いたり、ご飯待ちのレストランで、テーブルの上で手を繋いだり、待ち時間に私の髪を後ろにして首を触ったり、外で歩くときも、私のウエストを触ったりする。こんな私を触ってくる人と付き合ったことなかったので、愛情を感じて嬉しい。できるだけ触っていたいと言う。私も触られるの好きと言うので、躊躇なく、どこでも触ってくる。
私は抹茶ラテとケーキを頼み、彼はカプチーノを頼んだ。

理想の彼氏像で、いつも、なぜ旦那と出会う前に、sに出会わなかったんだ?と腹が立つ。

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