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【旬を食すということ】

梅雨。。。
この時期は気圧の変化によって体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。

原因の一つとして、まず自律神経の乱れが挙げられます。

自律神経とは、交感神経副交感神経の2つに分かれますが、
交感神経は活動時に活発化するもので、副交感神経は休息時によく働くものです。

この時期は気圧が下がることによって、後者である副交感神経が優位になり、怠さや体調不良を感じることが多くなるようです。

また、雨による湿気が体内に入り込み、水分を過度に増やすことで悪影響を与え、その余分な水分が体内に溜まりやすくなり、むくみやめまい、食欲不振など様々な症状を引き起こしてしまうことも少なくありません。

では、食の観点からその対策を挙げてみると、

●発汗効果や利尿作用で、体内の水分を発散できやすい食材として、
キュウリ、ナス、そら豆、枝豆、しじみ貝

●胃腸の調子を整えてくれる、
インゲン豆、生姜、ニンニク、トウモロコシ

などなど、ほんの一部だと思いますが、 これらは、いわゆる今、もしくはこれから「旬」を迎える食材です。

現代では、ハウス栽培や栽培技術の向上により、年中出回る野菜も多く見かけますが、やはり旬の時期が最も栄養価が高いのです。

四季折々の魅力が詰まった日本の風土、そしてそこには季節ごとに旬の食材があり、昔からそれらを理解したうえで摂取し、栄養のバランスを整えながら健康を保ってきたと言えるでしょう。

各家庭でその土地に根付く調理法で食すという何気ない日常の食生活がとても尊いものに思えます。

なぜなら、旬の食材は、自然の恵みを最大限に受けて生育されているため、生命力が強く、そのため栄養価も高いと言えるからです。

まさに理にかなった、先人達の知恵がそこに集約されているのではないでしょうか。

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