地獄の始まり②[vol.9]

午前の営業から戻ると、僕は上司Bに目が行った。上司Bとは公私とも仲が良く、家に招いてもらえる程の仲だった。複雑な気持ちだった。おそらく上司Bも同じ気持ちだろう。僕と上司は確実に目が合った。今でもあの表情が記憶から離れない。

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