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「地方再生」という言葉の違和感

現在高知県高知市でこのNoteを書いております。普段は東京に住んでいます。高知にはゆかりがあり学生の頃高知に住んでおりました。その後、東京とフランスでの生活を経て、再び高知に来ました。

以前住んでいた高知でも学生の頃には見れなかった視点、よりビジネスの観点から高知を見ることができるようになり、改めてその辺りのことを書きたいと思います。

よく日本の政治家が「地方再生」と呪文のように言っていますが、あらためて地方都市に来ると、これは地方再生は難しいな肌感覚で思いました。

本日は平日であり、その平日の昼間の商店街を歩いていると人はガラガラであり、目立った企業もなく、全然活気がないからです。そんな状態で、ほとんどの政治家がビジネスの経験もなく、ましてや自分で事業も起こしたこともない上で、地方再生を唱えても砂上の楼閣だなと思いました。

僕も具体的に地方再生しろと言われても、どうしていいか全くわかりません。ただ、思うことは本当に地方再生が必要かという、そもそも論があります。

以前フランスに住んでいたこともあり、フランスでもパリや主要都市はビジネスが活発ですが、地方の田舎では全然ローカルであり、緩やかな時間が流れており、全然産業が発達しているとは言えません。

むしろ昔ながらの街並みや農業を中心とした生活をしており、現代の都心の働き方とは全然異なります。近年、都市部からよりストレスが少ない地方へ移住する人も増えているようです。

そして、日本も都市は都市の働き方、生き方があり、地方には地方の働き方、生き方があるのではないかと思います。

都市部にあって地方にしかないものの代表例としては自然、そして伸び伸びとしておりより都市部よりもシンプルな生活ができると思っています。個人的には都市部よりもストレスが少なく過ごせるのではないかと感じています。もちろん近所のお付き合いがなどによるストレスもあるかもしれません。

いずれにせよ地方再生と掲げて、経済発展を目指すのは結構間違っているのではないかと思います。最近は円安、インフレなどの影響もあり、日本が衰退している感覚を感じることが多々あります。

より自然と共存した暮らしを求めるのであれば地方に住むことが良い選択かもしれません。また地方で住むと収入が下がることを問題に挙げている人もいますが、完全リモートワークの東京や大阪の企業にうまく転職することができれば、それなりの収入を得ながら家賃の安い地方に住むという選択肢はアリだと思っています。

地方には地方の良さがあり、そのような方向にベクトルを持っていく方が理にかなっていると思います。都心にはないものが地方にはある、差別化戦略ではないですが、そういった戦略で地方を活性化するのが良いのかなと、久々に高知に来て思った次第です。

ちなみに高知県は鰹のたたきや安兵衛の餃子美味しいので、ぜひ高知にも足を運んでみてください。ひろめ市場の昼間からの飲みカルチャーとても好きです。個人的には上野広小路と同じ雰囲気だなと思い、普段から上野広小路で飲んでいる自分としては全く違和感を感じることがありませんでした。

休日に釣りに行ったり、泳いだり、キャンプしたり、サーフィンしたり、そんなアクティブな活動ができるのも地方に住む良さだったりもします。

ぜひ一度高知にも足を運んでみることもお勧めします!以上です。



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