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ダム際ワーキングin長島ダム

皆さんこんにちは。ジョイゾー広報チームです。
今日は5月30日に静岡県川根本町の長島ダムふれあい館で開催した「静岡発徹底解説:新時代の組織カルチャーと業務改善」#ダム際ワーキングのレポートを書いていきます。
ダム際ワーキングとはダムおよび近隣のカフェや宿泊施設などで仕事しつつ、自然の中でリフレッシュする新しい働き方の事です。

はじめに

今回この企画が立ち上がったのはジョイゾーの事例記事を見ていただいた沢渡あまねさんからお声がけいただきプロジェクトが発足したのは今年の初めのことです。
このダム際ワーキングは組織改革Labの主宰であり、あまねキャリア株式会社の沢渡あまねさんとの初めてご一緒したイベントでもあります。
他にもあまねキャリア株式会社の平野さん、川根本町在住の高梨さんなど、多くの人のご協力の元にイベントは開催されました。

前日に川根本町に到着したものの、色々心配事がありました。
ですが、最初に書いてしまいますが、大成功!!だったと思います。

今回のイベントは
・DXや業務改善を押し進めたい経営者や担当者
・ITを活用した改革をどこから進めたら良いのか分からない人
を対象としています。
今回参加していただいた方たちも、経営者や中小企業診断士、個人事業主、情報システム部門の担当者など、様々なバックボーンを持った方が参加されていました。とある情報システム部門の方は改革を進めたい思いで上司を一緒に連れていらしていました。まさに越境行動!!

さらに川根本町副町長の秋元さんや長島ダムでのダム際ワーキングを実現した立役者である服部さんにも駆けつけていただき、民間と行政の垣根を超えた場所になりました。

静岡放送様に取材していただいた様子はこちらの動画もご覧ください!

当日のタイムテーブルはこちら

第一部 沢渡あまねさん講演
「組織の景色を変える!〜DX時代に求められる行動と組織カルチャー」

第一部は沢渡あまねさんの講演から始まりました。私たちもあまねさんの講演を生でお聞きするのは初めてなので、一参加者としてとても楽しみにしていました。
キーワードは「越境と解放」です。
このキーワードを軸にどこからマインドやカルチャーを変えていくか、また自組織の縮図に当てはめながら、どこから風穴を開けどのように解放していくかのお話から始まりました。
60分じっくりとあまねさんより組織開発とDXについてじっくり学びました。

DXとはそもそも何か?

DXがバズワードになって久しいですが、その意味を自社に落とし込んで効果を発揮できているケースは多くありません。そこで沢渡さんは以下のような形で独自にDXを定義して、発信されています。
「垣根を越えて、新たな勝ちパターンを生み出すこと!」
ITの活用が垣根を超える近道であり、すなわち『越境』すること自体にDXによって組織、ひいては社会を変革するか鍵あると説明していただきました。越境して成果を出すためには、その変化に対応できるマインドやスキルが必要になります。
DXと組織開発が深い関わりを持つのはこういった部分から伝わってきますね!

「慣れた不便」はDXを進める上で大きなハードルになる

未来時間創出での6つの着眼点について

「やめることを決めて未来時間を創出する!」
どれだけやりたいことのビジョンが膨らんできても、その全てを行うことはできません。全てをやれるようになるまで待っていたら、いつ実現できるのかわからなくなってしまいます。「やめること」から始めるのが大事、というのは非常に重要なキーワードだと思います。
この「やめる」ために、6つの着眼点を通して説明されていました。その中で、「現在の業務」と「未来の業務」のバランスをとる、というお話がありました。1週間のスケジュールを眺めて目先の仕事、未来の仕事(新しいテーマに向き合う時間、学習する時間)を振り返ることで、自分の可処分時間の中で未来への投資をどれだけできているのかを洗い出すというものです。
個人的に課題感を感じていたため、すぐに取り入れてチャレンジしていきたいと思います。

景色が変われば組織が変わる
(景色を変えていきましょう!)

ここに書かれていること以外にも、企業がどのように変革に向き合うのかという観点と、個人レベルでどんな取り組みができるのかという観点まで、組織開発の切り口でDXを深掘りされた講演です。
あまねさんのお話に引き込まれるような60分間で、とても短く感じた時間でした。

第二部 四宮琴絵さん講演「明日踏み出すDXへの第一歩」

あまねさんの講演でDXについてインプットした後は、より実戦的にどのようにDXを進めていくかについて、ジョイゾー取締役COOの四宮琴絵さんが講演をしました。
ジョイゾーはkintone専業のSIerの会社ですので、まずはkintoneの基本情報やジョイゾーのサービス紹介をさせてもらいました。
参加者の方はkintoneを業務で利用している方が多く驚いた点でもあります。
(ちなみに、ジョイゾーの社外取締役である深井龍之介さんが作られているCOTEN RADIOを見ているか聞いてみたところ、こちらも履修済みの人が多くてびっくりしました )

価値を生み出す「共創」

kintoneを活用した業務改善の方法として、ジョイゾーが提供する定額制対面開発サービス「システム39」も紹介しました。従来のシステム開発との違いは開発の手法だけでなく、開発に関わるマインドにあります。
システムを請負う、システム会社に丸投げするという考え方ではなく、ユーザー様自身にも業務のプロとしてあるべき姿について考えてもらうというものです。ジョイゾーはシステム開発のプロとして向き合い、本当に価値あるシステムを目指す「共創」こそがシステム39のキーワードです。
この点には参加者の方にも共感していただきました!

事例から見るDX

ジョイゾーからお話しした中で、特に皆さんの関心が集中したのが、ジョイゾーが今まで手掛けた事例の数々です。

一つとしてご紹介したのは星のや東京さんの「宿泊者向けのレストランアレンジ予約管理」の事例です。スプレットシートで管理していた予約管理ですが、レストランの検索コストやお客様に案内する際の転記ミスなどが課題でした。解決策としてkintoneを取り入れ、宿泊者情報とレストラン情報を連携し情報を一元化することで工数の削減に成功しました。
星のやを運営する星野リゾートさんは長くkintoneを利用されており、全社的に活用されています。
実際の改善や改革を進める際には、大きな企業でも小さいところから資源になる情報の管理を始めることで、少しずつDXが進んでいきます。その積み重ねが会社全体のDXに繋がっていくということをお伝えできたのではないでしょうか。

DXの第一歩は"人づくり"から

また最後にはあまねさんの講演でも触れられていた"人づくり"についても紹介しました。
DXや社内の改革を進めていくためには、経営者の熱意と専任者の確保が欠かせません。現場に熱意が伝播しないことや担当者の不在から、DXが失敗してしまうというケースは、DXを進めるための前提条件が足りない状態です。
このことを踏まえ、変化を乗り越える人材を育成するために、ジョイゾーではJ Campという教育サービスを運営しています。
ユーザー自身がシステム開発を丸投げしない、自走して業務改善を行えるように育成するのは私たちにとっても重視するポイントです。

ダムカレーランチとダム見学

午前の部が終了したら、奇跡的に雨がやんだ外でダムを見ながら「ダムカレーランチ」と「ダム見学」です。
川根本町のcafeうえまるさんのダムカレー。
今回のセミナー企画をお手伝いいただいた高梨さんに特別に用意していただきました!

壮大な景色の中食べるダムカレーはとてもおいしかったです。大井川ダムカレーは具材が違うそうです!気になる方はぜひ現地へ!!

皆さんダムの方を見ています!
長島ダムカレー

そして、長島ダム見学です。
セミナーが行われたふれあい館から、ランチを食べた広場から伸びる階段をぐんぐん下っていきます。
遠くに見えてたダムが少しずつ近づいていきます!

この移動の間も、色々な方とお話させてもらいました。中でも、現在社内でkintoneを導入したものの、この後どのように進めたら良いのか迷っている参加者さんとお話しました。
このような悩みを抱いているkintone利用者さんは多いのかなと思います。ノーコードで出来るが故、簡単なアプリ作成は容易く出来るものの、アプリ間の連携やその前段階である業務整理ができていないとなかなか作ったアプリ活用ができません。ジョイゾーの「システム39」もご紹介しましたが、プロの支援を活用してもらうことで、このハードルを超えるお手伝いができるのではないかと思っています。

グループワークと質問

午後の部はグループディスカッションです。
2グループに分かれてあまねさんと琴絵さんの講演を聞いて、感じたこと・自組織の課題などを「進行役」「書記役」「タイムキーパー」「発表者」と役割を決めて進めていきます。
どちらのグループも参加者の方が積極的に自分の言葉を述べているのがとても印象的でした。
発表では、グループで話し合ったこと・盛り上がったこと、講師または他の参加者への質問などで進めていきました。

おわりに

ジョイゾー広報チームでは、初めての有料セミナーイベントとなった今回のダム際ワーキングでした。
知らない場所、新しい仲間と開催するイベントだったため初めてのことが多く、たくさんの事を学ぶことができました。
また、広報チーム3名での初の活動でした。
それぞれ忙しい中3名だけで色々話すことは少ない私たちですが、長島ダムまでの長い移動中には、次のイベントの話や今抱えている課題の話、はたまた昆布テック!なんて会話もあり移動中も有意義な時間を過ごすことができたと感じています。
セミナーイベント開催前までだいぶ色々不安がありましたが、やはり終わった後の爽快感は格別なものがありますね。
今回ご一緒できたあまねキャリアの沢渡あまねさん、平野乃愛さん、川根本町の高梨太さん、川根本町役場のみなさま、本当にありがとうございました。

講演内容をYouTubeでご覧いただけます!

今回の講演内容について、大変ご好評をいただきましたので、事後配信を実施することにいたしました!
事後配信チケットをご購入いただき、ご購入いただいた方にYoutubeで動画を提供いたします。

遠方のため参加が難しかった、日程が合わず参加できなかった、ツイートやnoteを見て興味を持ったなど、是非お申し込みください。


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