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「御社にそのシステムは不要です。」の一部無料公開 - まえがき-

2021年2月6日出版の拙書「御社にそのシステムは不要です」のまえがきと第1章の一部を無料公開させていただきます。

 コロナ禍によってテレワークの導入やビジネスモデルの変革が求められている中、すぐに対応することができない企業は多いかと思います。

特に人・もの・金といったリソースに限りがある中小企業は対応したくてもできないというもどかしい状況となっているのではないでしょうか?

本書を通じて、IT化、業務改善に悩む経営者、現場担当者の方々のお役に立てればと思い、まえがきと第1章の一部も公開させていただき、少しでも多くの方に読んでいただければ幸いです。

- まえがき -

昨今、「DX 」(デジタルトランスフォーメンション)という言葉を、耳にしたことはないでしょうか。詳しい説明は本文に譲るとして、今、世の中では「IT化」 「デジタル化」の流れがますます加速しています。
本書を手にとってくださった方の中にも、「DXをやろう」「デジタル化に乗り遅れてはいけない」と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そして、IT化したいけれど、
「何から手をつければいいの 」
「どこに相談すればいい?」
「お金、いっぱいかかるんじゃ......」
「使いこなせるのだろうか」
― といった不安がある方もいらっしゃると思います。

本書は、超有名企業から中小企業を中心に、700社以上もの業務改善、システム 構築をしてきた私たちの経験から、「どうすればIT化に失敗しないか」という観点より、IT化は誰が、何を、どうやって、いつやるのか、について細かく解説した一冊です。

ITに詳しくなくても大丈夫です。
なぜなら、私たちのまわりでは、「PCに触れたことすらない」どころか、「PCのスイッチを入れたら爆発しそう」と敬遠していた人(※実話です)であっても、今ではしっかり、導入したシステムを使いこなしているからです。
さらにいってしまえば、今までシステム構築の支援をさせていただいた企業さんのうち、9割近くの方々はITに詳しくありませんでした。
そして、気になる〝お金〟の話についても、触れています。

実は、IT化の取り組みには、いくどとなく繰り返され続けている、失敗パターン があります。それは、〝高価〟で〝不要〟なシステムのために、貴重な〝お金〟〝労力〟〝時間〟をムダ遣いしているというものです。
システムを使いこなせず、業務課題や経営課題がまったく解決されない。 もしくは、いわれるがまま、不要なシステムを導入してしまっている。 本書タイトルの『御社にそのシステムは不要です。』ではありませんが、今、日本中でこのような失敗が繰り広げられているのです。
しかし、失敗パターンを知り、いくつかの押さえるべきポイントをしっかり押さえれば、不要なシステムを導入することも、IT戦略に失敗することもありません。

もはやIT化は、want ではなく、must の時代になりました。どんなシステムを、 どんなふうに導入すれば、IT化の最善ルートを進んでいくことができるのか。
本書はその道筋を照らします。
ではさっそく、「何のためのIT化なのか」を明らかにするところを出発点として、 誰が、何を、どうやって、いつやるかなどを、すべて解説していきましょう。
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本書は以下の目次構成となっていますが、明日は第1章「そのシステムは"何のため"に導入するのか?」の前半一部を公開させていただきます。

- 目次 -

1章 そのシステムは"何のため”に導入するのか?
2章 IT化(業務改善)担当者に"ふさわしい人"とは?
3章 IT化に取り組むには"何をすれば"いい?
4章 「システム作り」と「業者」はどう選べばいいのか?
5章 IT化は「今すぐ」「待ったなし」


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