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一歩。旅ラン①松本&黒部ダム編

『RUN』を始めて1番良かったことは、『旅ラン』がで出来るようになった事だ。
『旅ラン』とは旅先でランニングすること。マラソン+ピクニックで「マラニック」という人もいる。

観光地をマラソンするので、人混みの多いところは歩く。
真剣に走るというより、街を散策しながら走るので、速さも1k6分〜7分ぐらいだろう。
基本は朝の早い時間がオススメだ。朝走ると、知らない街の位置や距離感も掴めるし、人気の観光スポットも空いている。ネットや旅行雑誌に載っていないような場所も発見できて楽しい。美味しそうなお店を見つけたら、ネットで調べ、お昼に訪れることもできる。

昼に観光して、夜走ると「次来たときは、この店に行ってみよう」など、次の目標ができたり、旅の復習ができて面白い。夜のランニングの時は走った後、温泉に行ってそのまま眠れるのも良い点だ。

今回はGW中の旅だったので、『朝ランニング→スーパー銭湯でお風呂→一度仮眠→観光→再度(車中)仮眠→夜中移動→次の目的地』を繰り返した。おかげで渋滞にハマる事なく、スムーズに移動ができた。

今回は
東京→長野(松本)→富山(黒部ダム)→富山(富山市内)→富山(氷見)→石川(金沢市内)→岐阜(飛騨)→岐阜(高山市内)→東京
車中泊で4泊5日。今回は前編の東京から富山までを紹介する。

まず、5月2日夜に車を走らせて、3日の朝、長野松本市に到着。
スーパー銭湯「湯の華銭湯 瑞祥 松本館」の駐車場に車を停めて、松本駅周辺をランニングした。

湯の華銭湯 瑞祥 松本館

国道143号から長野県道23号を走り、松本美術館(ブラックジャック展開催中)を通りすぎ、あがたの森公園に到着する。旧松本高等学校があって、とても綺麗な公園だ。公園を一周したら、松本市道2541号を走り、アザレアラインを左に曲がり、駅の方向に進むと松本城が左側に見えてくる。

松本城を一周したら、スーパー銭湯へ戻る。往復6〜7キロ1時間ぐらいになる。ゆっくりお風呂で汗と疲労を取り、着替えて再度、松本観光に出かける。巨峰のジェラートも美味しかったが、やはり信州そばが最高だった。中町通り沿いの『草庵』さんで頂いた。東京ではなかなか食べられない山菜の天ぷらで春を味わえる。

松本市内と黒部ダム

GW中のためか、蕎麦屋はどこも激混みなので、先に予約を取ってから街を散策し時間を潰すことをお勧めする。早めの昼食を終えて、黒部ダムに向かう。

長野県道45号扇沢大町線で「扇沢駅」まで行き、車を駐車場に停めて「電気バス」に乗る。本数が少ないので要注意だ。黒部ダムは走れない。禁止されているわけではないが、観光客も多いし、走る雰囲気ではない。その為、のんびり観光した。

黒部ダムには富山の立山方向からも来られるが、かなり遠い。また、この時期は雪山なので、雪山を歩く服装(登山用品)を揃える必要がある。この日、松本市内は27度だったが、黒部ダム周辺は17度。暖かい方だが風が冷たいので上着が必要だ。長袖に厚手のジャンバーでも少し寒く感じた。放水はしていなかった。残念。基本(6月中旬〜11月中旬)との事。

立山黒部アルペンルート

黒部ダムは圧巻だった。秋の紅葉も綺麗そうだ。次回は秋に来て、1秒10トンの放水も見てみたい。

この日の黒部ダムから「扇沢駅」までの最終電気バスは17:50だった。(時間は随時、変更するので確認が必要)それを逃すと自力で下山するしかないので要注意。立山の「大観峰」まで行って往復したい場合は午前中に出発ことが安全だろう。「電気バス」「ケーブルカー」「ロープウェイ」の乗車時間は短いが本数が少なく待ち時間が長い。

電子マネーも使えないものもあるので、現金多めが良いだろう。因みにだが、「扇沢駅」から「黒部ダム」までの往復運賃は3,200円だった。『黒部の太陽』(くろべのたいよう)の2009年のドラマを見たが、あの苦労を考えれば安いのかもしれない。
※『黒部の太陽』は木本正次による1964年発表の小説。1968年公開の日本映画である。1969年と2009年にテレビドラマ化されている。

1956年(昭和31年)着工し、1963年(昭和38年)6月5日に完成した。貯水量2億トン。完成時、25万kWを生み出した黒部ダムの建設工事で171人の殉職者を出した。電気を生み出すために亡くなった方々に哀悼の意を捧げつつ、次の目的地へ向かう。
今日も一歩。

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