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【東洋医学#6】人の体を構成する3つの要素─”水”について


こんばんは、ゆりです。


今日は、前回に引き続き「人の体を構成する3つの要素─”水”について」です。

\前回記事はこちら/


私たちの体は約60%という割合で水が占めており、それだけ私たちにとって水は重要ということですね。当然、水に不調が起こると様々な症状を引き起こす原因に。


今回はすいの特徴と不調時に起こる症状についてまとめてみようと思います。


からだの基本要素を作る”水”


①水の特徴

からだを循環し潤す役割のすいは、水穀の精微*の液体部分。臓器の隙間から、体のすみずみまで「肺」を経由して流れます。


循環した水は「腎」に集まり、振り分けられます。


水(津液)は、血以外の水分のことで「津」と「液」の二種類があります。

・・・陽性の水分のこと。サラサラと体表部を潤す。体温調節を行い、余分な熱を汗や尿として体外に排出する。

・・・陰性の水分で、ゆっくりと流れ髄や骨を潤す。目や耳、口などの粘膜に潤いを与える。


水は飲食物から水穀の精微ができる際、分離された水分のことを指します。


水は全身を巡りますが、血のように脈官の中は通りません。三焦*という臓器の隙間を流れていきます。そこから肺によって全身に行き渡ります。


全身の水は腎によって集められ、再び全身を循環するか、使えない水は排泄されます。

*水穀の精微・・・飲食物を消化吸収して得られる、栄養のある物質
*三焦・・・皮膚の臓器の間にある水分の通り道。
胸から上が「上焦」、胸からへそまでが「中焦」、ヘソから下が「下焦」となります。


②”水”が不足したときの体の現象


陰虚
・・栄養不足や臓器の不調、ストレス、過労などの原因から、津液が不足した状態に。体のさまざまな部分が乾きます。喉の渇きがひどく、肌荒れや唇が荒れることも。関節の水が減少すると、体をスムーズに動かせなくなります。また、尿量が減り、便秘になることもあります。


痰湿
・・・水の循環が悪く、停滞した病態です。溜まった水がさまざまな悪影響を及ぼします。水っぽいものが「飲」。むくみや下痢につながります。症状が悪化してドロドロになったものが「痰」。

呼吸器に痰ができると、せきが出て胸が苦しくなります。消化器に痰ができると食欲不振に。無理に食べても気持ちが悪くなり、吐くこともあります。


さいごに


本日の「からだの基本要素を作る”水”」いかがだったでしょうか?


少なすぎても、多すぎても私たちの体に何らかの影響を与える「水」


乾燥などは、外的要因もあると思いますが内側からの潤いも補充したいところですね。


「水を停滞させない=循環させること」を私も意識したいと思います。


まずは、むくみ解消からケアから!

では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。


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