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不思議な夢

小学4年生に上がる頃、不思議な夢を見た。


夢の中の私は高校生。

何故か祖母の家に居て、祖母の家に住んでいるという設定だった。

この祖母は母方の祖母で、私は初孫ということもあり凄く可愛がってもらっていた。

だが祖母は、男との交際を認めておらず、それが母は嫌で、祖母の家に行く事があまり無かった。



そんな祖母の家に住んでいる…。

(あっ、これ夢だ)

すぐに分かった。


祖母の家に、掃除機の訪問販売の営業の人がやってきた。

その掃除機の実演の様子を、高校生の私は祖母と一緒に見ている。

そして、その様子を私は部屋の上の角から見ている、というただそれだけの夢だった。


夢から醒めた時

(なんて幸せな夢だろう。
男も居ない、母も居ない、大好きな祖母と一緒に暮らしているなんて…。)



後にこの夢が大きな意味を持っていたことを知る。



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