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地域猫活動 その21

 いつも記事をご覧いただき、ありがとうございます。現在記事として進行中の場面は2021年のことですが、やっぱりこの年に行った活動が、地域の人々の理解を得られるようになった最大のきっかけであったことは事実だったと思います。
 その大きな理由のひとつが、例年のように季節になっても子猫の姿をほとんど見かけなかったことです。これは、当地域でメス猫の数が比較的少なかったことも関係するんですが、繁殖制限と共に、すでに生まれていた子猫の里親様を探して、家猫として飼育してもらえるように働きかけたことが効果があったと思います。

 こうして、2021年6月13日までに、5匹の子猫すべてが、里親様が決まって新しい家族として迎えられ、可愛がられています。これは本当にありがたいことで、この子たちがこの世に生を受けたその日から、目の前で見てきた猫じいとしては、ちょっと涙が滲むような寂しいことでしたが、「これが保護猫を扱う者の宿命」と心に刻み、子猫の幸せを祈りました。ついでに、私自身も大変勉強になりました。

 ところで、この年も他の地域猫活動を併行して実施しましたが、TNRの実施もほぼ順調に進みました。

ボス猫も、ついに年貢の納め時が・・・

 前述の子猫たちの父親でもあり、地域のボス猫だった、トックも去勢手術が終わり、トックと勢力を二分していたブッチも、子猫たちが旅立ってから間もなくの、6月17日に捕獲に成功し、翌18日に手術を完了しました。特にブッチは警戒心が非常に強く、捕獲が難しいと思っていた個体でしたので、早く捕まって安心しました。このほかにも、この年の6月には、アシンも含めてメス2頭とオス1頭のTNRを済ませました。ただ、こうしている間に、またそれとは別の問題が起こってきました。それは次回リポートします。
 本日も記事を最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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