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じいじ 保育士を目指す! 保育士試験と専門職

妻との会話

妻「保育士試験の中身が保育の現場で役に立つの?」

私「もちろん、保育士としての教養というか基礎知識だから」

 私は以前お話したけど、この試験は落とす為、文科省・厚労省の妥協の産物だと思っているので内心では自分の言ったことを否定している。

 もちろん、保育士の基礎として知らなければならない知識は当然あるし、法規等理解していなければならない事はある事もわかっている。

でも、本当に専門職であるならば、高等教育機関による養成課程を経て養成されるべき存在である。

 こう書いて仕舞えば、現在の国家試験合格コースにいる自己否定でしかない事も承知である。

 でも、私は定年まではボランティアであっても保育の現場を自分自身で経験して、専門職としての保育をこの目で見て、感じて、自身で学びたいと思ったのです。

 だから、同じように保育の道に進もうとする人には是非、国家試験合格コースがあるうちに、このコースから現場へ入ってもらいたいと勝手に思っているのです。

 理由は、保育の世界が如何に閉鎖的で単一的か。中に入ってわかったからこそ、是非、多彩な人材がこの世界に入って子供達の最善の利益の為に貢献して欲しいと思うからです。

 中に入って是非、保育の世界を外の人々に発信し、保育士の置かれているやりがい・使命感搾取の様な低賃金等の処遇の不当性を訴えて欲しいからです。

 ある時、私は保育園の方とお話しして「どうぞ、安い給料が嫌ならこの世界に入ってこないで欲しい。」そんな事を言われた事があります。

 私は「失礼ながら、給料の高い職種を選ぶ事は本人の自由でも、専門職としての当然の処遇を受けられないという意味で“安い給料は不当”だと思うのです。その不当性を明確にして正当な給与水準にし、有益な人材を確保する事がこの業界にとって重要なのだと思います。」と反論してみた。

 もちろん、ここでのボランティア活動はできないだろうと頭をよぎったのですが。。。

 多様な人生経験を持った人々の目で保育の世界を見て、ここが変だと保育園の内向きな世界に対して言って欲しいからです。

 少子化による子供達の減少は保育需要の減少に直結し、保育を市場原理の論理で運営する所は、確実に減少していくでしょう。

 当然、保育士の需要も減少するはずです。しかし、保育はそもそも市場の原理で機能するモノではなく、この国を支える社会的基盤であり社会的資源であり、この国の共通財産です。

最も重要な未来を支える子供を育む場所です。

 その社会にとって大切な現場を支える保育士の質的な高度化とその需要は更に高まると私は考えています。

 この過渡期とも言える今を支える保育の現場に入って保育を変革する人材は、多様性が担保するとも考えています。

 学びながら専門職として成長する事も私はあると思っています。

 だから、是非この世界に入って自分自身の目で見て、自分自身の手でこの世界を変えて下さい。一緒にやっていきましょう!

さて、今日はこの辺で。


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