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フィリピン人船員とマンニング会社に関して

日本の商船に乗船する船員の国籍で多くを占めるフィリピン人とその船員を供給するマンニング会社に関して、これまでの経験と感じたことを書きたい。
 
私が「フィリピン人船員」という事を初めて意識したのは、約15年前になる。大学を卒業し、メーカーの物流部門に配属され、そこで工場に寄港する外航船の管理や予定立案を担当した時期である。訳も分からず只々英語が少し出来るという事でその配属になったが、そこにはいろんな国籍の船員がいた。フィリピン、中国、ロシア、ギリシャ、韓国、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、、、加え少数だがイタリアやオランダ、アメリカの船員もいた。そこで圧倒的に多かった国籍は中国とフィリピンであった。

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