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5分前のことも忘れる入居者の幸せとは?

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、入居者の方々と接し、彼らの生活を支えています。

入居者の方々の中には、認知症を患っている方も多くいらっしゃいます。認知症には様々な症状がありますが、その中でも特に多いのが、短期記憶障害です。

短期記憶障害とは、最近起きた出来事をすぐに忘れてしまう症状です。例えば、5分前に食べたおやつを忘れてしまったり、さっき話した内容を思い出せなくなったりします。

認知症の症状としては深刻ですが、実は、短期記憶障害を患っている入居者の方が、とても幸せそうに見えます。

彼らは、過去のことをいつまでも引きずったり、将来のことを心配したりすることがありません。いつも今この瞬間を生きているのです。

先日、ある入居者の方と話をしていた時のことです。その方は、さっき食べたおやつを忘れてしまいました。私が「さっき、○○を食べましたよね?」と聞くと、その方は「そうだったかしら? 食べたような気がするわ」と笑顔で答えてくれました。

その方は、自分がおやつを忘れたことを全く気にしていませんでした。むしろ、新しいことを知ったかのような、好奇心いっぱいの表情をしていました。

私はその瞬間、短期記憶障害を患っている入居者の方々は、とても幸せなのだと感じました。彼らは、過去にとらわれず、未来を心配せず、今この瞬間を精一杯生きているのです。

もちろん、認知症には大変な面もあります。しかし、同時に、私たちに大切なことを教えてくれる側面もあるのです。

それは、「今この瞬間を大切に生きること」です。

私たちは、日々の生活の中で、つい過去のことを後悔したり、未来のことを心配したりしてしまいます。しかし、過去は変えられないし、未来は誰にもわかりません。

大切なのは、今この瞬間をいかに充実して生きるかということです。

認知症を患っている入居者の方々は、私たちにそのことを教えてくれているのです。

私たちは、入居者の方々から学ぶことがたくさんあります。彼らの笑顔を見ていると、私も自然と笑顔になります。

これからも、入居者の方々と接しながら、共に学び、共に成長していきたいと思っています。

まとめ


認知症を患っている入居者の方々は、短期記憶障害などの症状を抱えている一方で、とても幸せそうに見えます。

彼らは、過去にとらわれず、未来を心配せず、今この瞬間を精一杯生きているのです。

私たちは、入居者の方々から「今この瞬間を大切に生きること」を学ぶことができます。

介護士として、これからも入居者の方々と接しながら、共に学び、共に成長していきたいと思っています。

介護士として働くあなたへ


このブログが、介護士として働くあなたにとって、少しでも参考になれば幸いです。

入居者の方々と接する中で、辛いことや大変なこともたくさんあると思います。しかし、彼らの笑顔を見ていると、そんな気持ちも吹き飛んでしまいます。

入居者の方々は、私たちに大切なことを教えてくれます。
ぜひ、彼らの言葉に耳を傾け、彼らの笑顔から元気をもらいましょう。

入居者の方々の生活を支え、彼らの幸せに貢献できるよう、これからも共に頑張っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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