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ヒロユキというカウンセラー(第16話)~正直、微妙だった心理学~

正直、微妙だった心理学

憧れの心理学を大学で学んだ感想は?といえば
「なんか思ってたのと違う」でした笑

何が違ったかといえば、心理学と一口にいっても、教育心理学、比較心理学、発達心理学、知覚心理学、社会心理学などいろいろありますが、どれも学問的な内容で、いわゆる人の心が読めるようになるといった僕がイメージしていた心理学とは全く違っていて、すごく学問的な内容だったからです。

心理学を勉強すれば人の心理がわかって、人の心が読めるようになるのだと思っていました。ところがいざ大学で学んでみると「精神分析といえばフロイト」だとか「フロイトの弟子であるユングとはリビドーに対する考え方が違った」とかいわれても眠くなるだけでした(笑)

「自我や超自我」などといわれても「そんな心本当に俺のなかにあるのか???」と思いました。一人暮らしは楽しいけれど、憧れていた心理学は「なんか微妙。。」というのが正直な僕の気持ちでした。

微妙だった心理学の授業の中で、唯一おもしろいと感じたものを1つ上げるならば、社会心理学です。社会心理学とは、社会的・対人的な環境で起こる個人と他者の相互作用について研究をする分野です。

卒業論文はロールシャッハテストをやりました。分析作業をするのがめちゃめちゃ大変でしたが、大学4年間で初めて相手の心理に迫ることができたような気はしました。

結局、大学4年間心理学を勉強しても大して人の心理もわからないし、全然心も読めない。おまけに臨床心理士になるためには、大学院で勉強することでようやく「受験資格を得られる」というハードルの高い現実を知りました。なんとか大学卒業の単位をそろえるだけでいっぱいいっぱいだった僕からすれば無理ゲーでした。

カウンセラーになることをあきらめるのならば、別の道を探さねばなりません。ただ当時の僕は「大学を卒業したらどこでもいいからとりあえず就職しなければならない」というのが嫌でした。

なぜかといえば企業の目的は、一言でいえば「金儲け」だと思っていたからです。就職した会社の利益を出すための歯車となって働くのが嫌だったのです。「どうせ働くなら人の役にたつ仕事をしたい」具体的な仕事は思いつきませんでしたが、漠然とそのような思いだけがありました。

やりたくもない仕事をするために毎日ギュウギュウの満員電車に揺られて通勤することはしたくありませんでした。ときどき電車の中でゲロを吐いているサラリーマンと出くわすことがありました。「俺はこんな風になりたくないな。。」という思いもありました。

いくらとりあえずで就職したくないといっても、大学を卒業したのだからいつまでも親の脛をかじり続けるわけにもいきません。実家に帰る気がなかった僕は関西での生活を続けるために自分でアルバイトをして生活していくことにしたのです。

そこで選んだバイトがパチンコ屋でした。そしてパチンコ屋で出会ったバイト仲間や元カノの助言で僕は看護師の道を目指すことになるのです。
(続く)

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