アドバンスケアプランニング(ACP)
皆さんこんばんは♪
いつもソーシャルワーカー21の記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!!
今日はアドバンケアプランニング(ACP)についてです。
ACPとは?
将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、ご家族や親しい方、医療チームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスです。
患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化していきます。
よく「人生会議」とも言われます。
以前「DNAR」の記事を書きましたが、それにも繋がっていきます。
「DNAR」でも話をしましたが、人の最期を考えるのは難しい問題です。
だからこそ将来の身体の変化に備えて、元気なうちに決めておくことが推奨されています。
延命処置をするかしないかで、残された家族が迷うことを軽減できるかもしれません。
延命処置をしないと患者さん本人と一緒に決めていても、決断するときは多少なりとも気持ちの負担がかかります。
患者さんをみていると「人生の最期を決める」ことは簡単ではないです。
少しでも負担を減らす意味でも下記が大切になります。
ACPで大切なのは『患者さん主体』『繰り返し話し合い』です。
『患者さん主体』は、決めるのは患者さん本人であり、医療者はこうした方が良いとアドバイスしても、決定権は患者さん。
医療従事者は患者さんが決められるようにしっかりとわかりやすい説明が求められます。
『繰り返し話し合い』は、一回決めたとしても気持ちが変わることもあります。
そのため何回も話をして、患者さん本人、ご家族が納得できる形を探っていく必要があります。
そして話し合いには医療従事者も加わる必要があります(場合によっては患者さんとご家族で話し合うこともあります)。
あと『患者さん主体』『繰り返し話し合い』のため、ある程度意識がしっかりとしていて、意思表示ができる状態の時に話し合いができた方が良いと思われます。
最近は生涯独身の方も増えており、ご家族がいないケースも増えています。
そんな時代だからこそ、「自分がどんな治療をしてほしいか」を残していくことが必要だと思います。
そうしないと望まない治療を受ける可能性もあります。
いきなりすべてを決めるのは難しいですが、少しずつ考えていくのも一つと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました😊
明日もよろしくお願い致します🙇♂️
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