見出し画像

医療ソーシャルワーカーの業務日記③〜会社の方がキーパーソン?〜

皆さんこんにちは。
今日はお休みですが、何も予定がないです。
とりあえずnoteをやろうと思い、昨日仕事であった話をします。

※タイトルのキーパーソンというのは、患者さんのことで病院から連絡する代表の方と思ってください。基本は家族。治療方針について患者さんの代理で決めることもあります。

私の記事で何度か書いている家族がいない患者さんは増えています。というよりもこれから増え続けると思います。
本日は入院していて家族がいない患者さんの話をします。

その患者さんは入院前に仕事をされていました。
事情があって家族と連絡が取れません。
ある日患者さんが出勤していないことを心配した、会社の同僚が家に行ったところ、倒れている患者さんを発見し、救急車を呼びました。救急車に会社の同僚が乗り、病院に来てくれました。

その後Dr.から病状説明を受けていました。

病院側は患者さんの関係者に症状と治療方針の説明をしたいと思っています。
何かあったときの連絡先になってほしいと思います。
オムツ等日用品を買ってきてほしいと思います。
病院側がキーパーソンに望むことは多いです。しかし「これって会社の方ができるの?」と思った方正解です

治療の説明を受け、治療方針を本人の代理で決めるって大変なことですよね。
家族の治療方針を決めることも負担ですが、他人である会社の方が決めるのは難しいですよね。というよりも辛いです!
私も同僚の治療方針を決めてくださいと頼まれても決められないと思います。

今日のケースは「家族がいないから会社で責任を持ちます」「入院費も会社で負担します」「緊急時の連絡も受けます」と会社が申し出てくれました。
こう言ってくれる会社が何年かに一度あります。
ほとんどは「連絡してこないでください」と言われますが、気持ちはわかりますし、仕方ないことだと思います。

なぜ今日は会社が「会社でやります」と言ってくれたのか?会社の方に聞くと「長いこと会社に貢献してくれた」「家族みたいな関係だった」という返事が返ってきました。

これってすごいですよね!
なかなか言ってもらえないですよ。
入院する前、一生懸命仕事をやって、会社の方と良好な関係だったのかなと思いました。

こういったことは稀だと思いますが、職場との関係性って大切だと改めて思いました。

頑張っていると報われることってあるんだなと思った1日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました⭐︎
またよろしくお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?