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身元不明で重度意識障害の患者さんが搬送された話

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本日の内容は「身元不明で重度意識障害の患者さんが搬送された話」です。

今回タイトルにさせていただきましたが救急の病院だとよくあります。ソーシャルワーカー21が勤務する病院もそういった患者さんの搬送が多いです。突然起こる病気は最近だと重度の熱中症、冬場だと脳卒中が多いです。

以前勤務していた病院では身元不明で意識障害の方が搬送されてくることはなかったです。そのときは「会話できなくて身元がわからない人ってどうやって身元を特定するの?」と疑問に思いました。

付添人の方がいればわかりますが、誰もいないときに本人は何も話せないときどうするのか?

所持品(スマホ、保険証、免許証など)で身元の特定を行います。スマホがあれば電話帳で知り合いを探すことができ、搬送の時点で救急隊が行ってくれています。何か所持品があれば救急搬送された時点で身元がある程度わかっていることが多いです。

では何も所持していなかったらどうでしょうか?

想像してみてください。もし自分に家族がいない場合です。めちゃくちゃ暑い日にどうしても飲みたいジュースが自転車で20分の自販機に売っています(車を持っていないとします)。自販機に行くだけだからとスマホや財布を持たずに小銭だけをポケットに入れて出発しました。

あり得なくない話ですね。私も自販機に買いに行く時小銭だけでいきます。例え話ですが、こういった時に身元不明が起こるかもしれません。ちょっと油断して出発したら、めちゃくちゃ暑い日でたまたま人通りが少なく、熱中症になっても発見されず、通行人の方が発見した時には重症化していたという状況です。

そして救急の病院に搬送されます。

この後病院はどうするのか?

この後それを書いていきたいと思います。

病院に搬送されてきた時には意識不明の重体。付添人なし。所持品なし。

病院に到着後、医師を中心とした救命処置を行います。

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