見出し画像

宗教や信仰についての雑記 #83

◯復讐するは我にあり

先日、「復讐するは我にあり」という言葉の意味を知り、自分が間違った理解をしていたことに気付かされました。
それまではこの言葉を「今こそ復讐の時だ」とか「自分には復讐する権利がある」とかいったような意味だと思っていました。
しかし、この言葉の「我」とは神様が自分のことを指したもので、神様が「復讐は自分が代わって行なってあげるから、あなたは心穏やかに過ごしなさい」と言っているのだそうです。

常に恨みの思いを抱えて生きてゆくのは辛いものです。そのような状態が続いていれば自分自身の心や生活が傷んでしまいます。
そんな辛い思いを神様がすべて引き取ってくれるという、恵みの言葉だったのです。
また、「最大の復讐は自分が幸せになることだ」という言葉も何かで読んだことがあります。
自分の内にある毒で自分自身が侵されることのないようにすることが肝要なのでしょう。

そこまで考えたとき、もしかしたら逆のことも言えるのではないか、と思いました。
つまり誰かへの恩義について、神様が代わって報いてくれるのではないか、ということです。
無論、自分で恩返しができればそれに越したことはないのですが、必ずしもそうできるとは限りません。
自分の能力が足りなかったり、忙しくて時間がなかったり、相手の所在がわからず連絡が取れなかったり、あるいは既に亡くなっていたり等々、様々な理由で恩返しができないこともあると思います。
そのことがずっと気になっているとき、神様が代わって恩返しをしてくれると思えば少しは気が楽になるかなと、そんなことも考えました。

またそこまで考えたとき、昔「ペイフォワード」という映画があったことを思い出しました。
それについては次回にしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?