見出し画像

怖いもの知らずっていうけれど

無鉄砲、好奇心、怖いもの知らず

この言葉に似合う18歳を過ごした。

オーストラリア留学時
ホームステイ先から繁華街まではバスで1時間くらいかかる場所に住んでいた。
中間には、
ららぽーと外国バージョンみたいなモールがあった。

金曜日の夜は学校の友達と
街のナイトクラブに行って、
深夜なのか朝方なのか、 
終バスなのか始発バスなのか、
で、帰るのがルーティンであった。

若さだろう、
家と街の中間のモールであえてバスを降りて、
モールから家まで歩く。
という試みをした。

オーストラリアってご存じだろうか。
自然、自然、自然が溢れている。

モール付近には
ガソリンスタンド以外、
大自然とハイウェイしかない。

友達の男の子と、
よっしゃーー歩くぞーーー!
というなんとも若いノリで3時間以上かけて家まで歩いた。

信じられない。

ガソリンスタンドであたたかいコーヒーと寒かったからロンT買って、
装備バッチリ!とか思って歩いた。

怖い。

幸い、本当に幸い、
カンガルーがめちゃくちゃ横を飛んでいたくらいで、
悪い人間もおらず、
そもそも人がおらず、
安全に家路についたのだが、

本当におかしい。

今のわたしにはあり得ない。
出来ないし、しない。

あの頃と同じ人間とは思えない
いまの自分。

若さが故なのか…
私の持ち合わせた性格なのか…

自分が子供を産んで、
同じようなことをしたら
どれだけ不安か…

何よりも一番こわいのは、
危ないことをしている意識がないこと。

はあこれが怖いもの知らずの代名詞。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?