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キラキラ時期を経て感じたこと

昔から花の命は短いというが
本当にそうだなと思う。

私のその瞬間は39.9歳の時だった。
39.9歳までは笑いの止まらない30代。

それまで物語の主人公だった。
どの作品を見ても自分に置き換えることができた。

40歳を境に魔女の宅急便みたらオソノサンのほうが共感できることに
驚いた。ああ自分はステージ上がったんだなと。

40歳のあるとき駅にある一台しかないATMで
「おばさん、はやくして」と声をかけられた。
私は自分ではさらさらないと振り返らずにいた。
「ねえ、おばさん早くしてよ」と、、、。
上を見ても横を見てもおばさんがいない、、
ええ、わたしか!
さらに固まったので少年はイライラしていた。

人生で初めておばさんと言われた瞬間だった。

キラキラした時期は10代だけと思っていたが違う。
20.30代も青春だと思う。
30代は特に楽しかった。

体も元気だし、朝まで飲んでも仕事ができた。
大人として見られることも30代から居心地がよかった。
老人が若者に今しかない貴重さを教えたくなる気持ちがわかる。

チャレンジもできるし
大恋愛もできる。
仕事でチャレンジして失敗しても
取り返せるのである。

根詰めて考えたりできるのも宝と思う。
昔は彼氏とケンカしてロングメールが打てた。
今はロングメールはかけない。

39.9歳と40歳の境界線が自分には大きく違う世界になった。
細かいことも大雑把になった気がする。
周りの人々も変わった。
子育てが終わった人たちなども
大きく人生を変える人も多い。

ストレスは時に背中を押してくれるのかもしれない。
真面目一筋の人が浮気したり、
大恋愛したはずの人が冷めていたり、
専業主婦だった人がマルチに目覚めちゃったり、

たった一度の人生
何かをする勇気だったり
いつか何かをしたいという感情だったり
何かの小さなきっかけで
枠からでる勇気があるんだなと思う。

子どもでも大人でもその勇気は同じかもしれない。

好きに生きる
いつの間にか夫婦の中に生まれた言葉です。
好きに生きるには責任は自分にある。

自分で思うに好きに生きたらもしかしたら浮気などもあるかもしれない。
浮気だけはしなくてよかったと思っている。
一番つらいのは嘘と思う。
嘘をつき続けなければいけないのは小さいようで
大きな負担になるしボケたら白状しているかもしれない。

自分の心に嘘をつくのは時間とともにつらくなるのではないかと
直感で思う。
愛想笑い、合わせすぎてしまう人間関係。
思ってもないことを言うとか。
10代のように好きに発言は40代では痛い。

だからこそ、若い人の自由な発言は可愛いし
心底うらやましいのです。
心に素直にしていたいのは
最後の残された時間を有意義なものにしてくれる。

今までの経験と少しはレベルもあげているはずだから
刺さるようなストレスはよけて
残されたライフの時間を自分で作り上げたい。

大切にしてくれる人に囲まれながら
私も周りを大切にして
笑い絶えず美味しいものを探して過ごしていきたい。

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