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仕事のパフォ―マンスを上げるワーク・エンゲイジメント

ワーク・エンゲイジメントとは

①活力
仕事中の高いやる気や心理的な回復力、仕事に費やす努力する気持ち、困難な状況に直面した時の粘り強さなどがある状態

②没頭
仕事に集中している時の幸福感、時間が早く経つ感覚、常に仕事のことを考えてしまう感覚などがある状態

③熱意
仕事に強く関与し、仕事に意味を見出し、熱中し、誇りを持ち、挑戦しようという意欲を感じている状態

の三つが揃い積極的で充実した心理状態のことを言います

ワークエンゲージメントの高い人

ストレスが低くなり

仕事の満足度やパフォーマンスが向上することが分かっていて

メンタルヘルス対策としても注目されています

仕事に意味がある、仕事が楽しい、やりがいを感じる、

だから

一生懸命働くという考えに方向づけていくことが重要で

その取り組みこそが生産性の向上のカギとなります

対概念「バーンアウト」


ワークエンゲージメントと対極に位置するのが「バーンアウト」

燃え尽き症候群」という名でも知られている心理状態で

仕事に献身的に没頭したにもかかわらず、本人が期待した結果が得られないといった不満感・疲労感で社会的活動を停止し、意欲を喪失してしまう状態のこと

ワークエンゲージメントが高いということは、従業員が主体的に仕事に取り組んでいる状態であることの証

ワークエンゲージメントを高めるために

ワークエンゲージメントを高めるために大きく2つ

仕事の資源・個人の資源

①仕事の資源

・仕事量などの負担を減らす
・仕事に対する負担感による悪影響の緩和
・モチベーションを高める
といった役割を果たす要因のことで、

具体的には、
・上司や同僚のサポート
・仕事に対する裁量権・パフォーマンスのフィードバック
・トレーニングの機会
・ミッションの多様性
・コーチング
といったものが該当

ワークエンゲージメントは仕事の資源が多ければ多いほど高まりをみせるそうです

②個人の資源

・心理的ストレスを軽減させる
・モチベーションをアップさせる
ための自分自身の内的要因のこと

具体的には、
・自己効力感
・組織内部での自尊心
・仕事や職場に対する楽観性
といったものが該当

仕事の資源を増やしていくと個人の資源も増え、その逆も起こる、非常に密接な関係性があります

エンゲージメント向上が組織に与える結果・効果

エンゲージメントは、

・心身の健康
・コミットメント
・離職の意思
・パフォーマンス
といった要素同士に深い相関関係があります

たとえばエンゲージメントが向上すればストレスも少なく、睡眠の質も向上し良好な健康状態になります。
自己啓発などにも積極的で、意欲的に組織の抱える業務をこなしていけるため、仕事のパフォーマンスや成果が上がります
また、エンゲージメントが高まることにより転職や退職への思いが低くなります


エンゲージメントの向上は多方面に好循環を生みます



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