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たかしの菜園日記 雑草対策、霜柱対策の防草シート

 家庭菜園を借りた当初は雑草に悩まされました。特に酷かったのがスギナです。スギナは地下茎と胞子(ツクシです)で繁殖し、掘っても掘っても生えてきます。地下茎はブツブツになっても地中にある限り新芽が出てきて、まるでゾンビのようです。胞子から出てきた一年草はまだ可愛いです。
 スギナがやや治ったと思ったら、次はハマスゲです。これも地下茎と種です。芽は丈夫でマルチを突き破って出てきます。特に梅雨明けの頃は畑仕事の半分近くは雑草抜きかなと言うほどでした。
 当地は南関東ですがやや内陸部にあり、冬の厳冬期に霜柱が立ち、通路がぐちゃぐちゃ、靴がドロドロになります。
 そこで、雑草対策、霜柱対策として防草シートを敷くことにしました。当初は菜園内の共用通路や、10坪の区画間の通路に敷いていましたが、最近は畝の間にも敷き詰めています。防草シートとしては、やはり耐用年数5年、120g/m2以上の重さの物がしっかりしていて良いようです。
 共用通路には幅1m(そのまま)、区画間は幅50cm(半分)、畝間は33cm(1/3)に切って敷いています。切る時は、所々にビニールテープで目印をつけ、ハサミの刃を当ててスッと滑らせていくと楽です。下地をクワやレーキでなるべく平らにしておくことが見栄えを良くするコツです。敷いた後もペンチで固定杭を抜けばすぐ外せます。
 畝間は110cmにしていますが、33cmの防草シートを敷くと95cmのマルチをちょうど張り込めます。防虫ネットは端を埋め込まずダンポールに洗濯バサミで固定していますが、特に問題はなく、収穫は簡便です。洗濯バサミは、バネが強いもの、挟む部分のアーチが小さいものを百均で選ぶと良いです。
 草取りははるかに楽になり、冬も収穫だけなら長靴に履き替えも不要です。
 余談になりますが、雑草取りが大変ということは、それだけ気候が温暖で降雨量も多く、雑草もよく生えるが作物もよく育つということです。気候が寒く、特に夏の降雨量が少なく、土地もあまり肥えてないイギリスや北ヨーロッパでは、そもそも雑草取りという作業がほとんどなく、その分収穫量も少ないということです。

 

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