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骨が多い話

我が家の女系は、人より骨が多いようです。

母は首の骨が、妹はスネの骨が、私は骨盤の上の大きな骨が、とりあえず一つづつ多いです。

 レントゲンを撮ると、医師に妙に嬉しそうに言われるのですが、

もう知ってる、
早くマイナンバーカードで、全国全病院のカルテ共有が早くできればいいのに、

すごーく思いながら
言ってる人が楽しそうなのでニコニコ聞いてます。

確かにレントゲンを見ると、
なかなか衝撃的に違うのですが、
外から見たら正直分かりません。

腰を痛めてレントゲンを取るまでの35年気付きもせず、
姿勢が曲がってる、とかの矯正を甘んじて、反省しながら受けてきました。

知ってはじめて、姿勢の良い子でやっていた頃の私は、ものすごく無理をしてたと、理解しました。

明らかに左右で体型が違うのですが、
無理に真っ直ぐ立つ筋肉が落ちてからは、
猫背の姿勢とかでなんとなく、まとめています。

そう生んだ親にすら、姿勢が悪いと言われるのは、なんか違うと思うけど、
「努力が足りずごめんねー」と言ってます。

母方が田舎すぎて、先祖代々近親相姦だったから、奇形が多いんだ、
なんてことを想像でいう奴もいましたが、

そうだとしても私は
自分にとって楽な姿勢を取れれば良いだけ。


周りが、人の楽な姿勢を取ることを文句を言わずにいてくれれば、実際はなんの問題もないのです。

心もそんなものだと思います。

見えないのを良いことにあれこれ言う人がいて、
それを気にしてしまうけど、

でも本当に根っこがそういう形なんだから、そういう表面になるのは仕方がない。

力ずくでなんとかなるけど、そのムリすら、真実を知るまでは気が付けない。

でも、誰かにとってのブサイクでも、なんとか楽にまとまる形はある。

私は自分とは違うスタンスを取る人を見ると、
この人の心のなかにはきっと私とは違う骨がある。

そういう風に思うことにしています。

私もこの年になっても
自分がまだ気がついてない、
人とは違う骨が、もっとあるかもしれません。


体にも心にも。

見えないですから分かんないですよね。






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