自尊心。

いいやん
あのひとの怒りもわかるし
このひとのいらだちもわかるし。
 多分
その時は決まってて
きっと来るんだけど
まだ 

それまで
やりたいことやろ。
誰が何と言ったって
気が済むまで。

知ってるやん
捨てたもんじゃないって
思えた数々のこと。

ああ
これで終わりかと思った時も
乗り切れたこと

もうひとりの自分と
二人三脚。
しゃあないやん

逝っちゃったひと思ってみても
しゃあないやん
あのひとなら なんて思っても
詮無きこと

出来ないこと 今はできないけど
あしたはできるさ
それほど捨てたもんじゃない

顔で笑って それが私の自尊心。

どう
思われたっていい。
私だけは 味方で居るのだから。


追記
 前職の先輩でもあり他部署の管理職でもあったTさんは
64歳で夫さんのあとを追うように二度と帰らぬ旅に出た。
 私はとうにその年を越えた。天満橋の大川のほとりで何時間も話を聴いて
くれた。
ただ
ただ 聴いてくれた。

もういない。

喪失の悲しみは 薄れたけど
それ以上に 寄る辺なくて
こんな夜
 ただ
会いたくなる。
また
話しを聴いてほしくなる。

もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。