見出し画像

パプリカのパスタ

サッカー
11月に入ってどんよりとした空気が漂っていたが、ワールドカップが始まって少しだけ活気が戻った気がする。イギリスではサッカーは国民的スポーツであり、その証拠に学校の至る所で観戦会みたいなのが行われている。観戦会と言っても昼を食べるバーにテレビがついていて、それをみんなが盛り上がりながら見てるといった感じ。自分はそこまでスポーツを見る方ではないけど、たまにいると確かに面白い。そんなことを考えてから何日か経ち今日は日本vsドイツの試合だった。結果は日本の歴史的勝利。後半から、日本にいる友達と電話を繋ぎながら見ていたけど久しぶりにかなり盛り上がった。自分はサッカーでドイツに勝つことがどれくらい凄いのかわからないけど、日本の盛り上がりを見るに、かなり相当なことなんだろう。せっかくだし、次はどこかのパブかバーで見るのもいいかもしれない。

うちのキッチン

ストライキ
イギリスにおいてストライキは日常的だ。明日ストライキだから電車止まるよ、なんて会話はごく普通に行われる。しかし今回は自分もびっくりした。大学教授のストライキによって授業がキャンセルになったからである。「来週はストライキするから間違えて教室こないようにね」なんてセリフを聞くなんて思いもしなかった。まあ確かに教育に関わる仕事はその仕事量から忌避されることもあるし、ストライキは労働環境を改善するための当然の権利だろう。日本ではストライキなんて聞いたことないから、新鮮。ただ、日本も簡単にストライキを実施できるような環境を作るべきだなんて安直な考えは全くない。労働環境を改善したいという志は重要だが、組合と経営側の話し合いでことが済むならそれに越したことはない。

ブライトンの中心地

中間エッセイ
フランス旅行に行く前に提出したエッセイの結果が返ってきた。スコアは100点中80点。これが喜べるほど良い点数かわからないけど、最低限自分の書いたことが理解されたようで安心した。フィードバックには、構成が良く、論理がしっかりとしていると書かれていた。日本語でレポート書いても同じようなコメントを貰うから、割とそういう強みは日本語でも英語でも変わらないらしい。修正すべき点として書かれてたのは、エッセイの最後の文、「このように人道主義という観点からより詳細に分析することでイギリス帝国主義の基盤についてより深く理解できるだろう」に対して、もっと自分のエッセイに自信を持て、とのコメント。日本の論文とかだと、内容をまとめた上で今回扱えなかった点や将来への展望を書いたりするから、自分もその文脈で書いたつもりだった。それが逆に、自分の意見に自信がないように捉えられてしまったらしい。最終レポートに活かす。そもそもこっちでどんなに良い成績を取っても、日本に戻った時の成績には反映されないから、良い意味で自分のやりたいようにできる。少し大袈裟なくらいの意見を書いて、評価されれば良し、されなくても気にしないくらいの気持ちでやる。

寒すぎて霜

またサッカー
スーパーで買い物してたら突然、知らないおじさんにワールドカップは観るか?と尋ねられた。突然すぎて意味が分からなかったけど、ただワールドカップの話をしたいだけらしい。日本出身だと伝えると、日本が最近ドイツに勝った話とか、ブライトンのチームに日本人の選手がいるとかの話で盛り上がった。次のスペイン戦でも健闘を祈るよといって話は終わった。こっちの人はほんとにサッカー好きなんだろう。

星空(一眼で撮った)

ティーパーティ
友達が美味しい紅茶が手に入ったというので、自分が持っているやつも使ってアフタヌーンティーをやろうということになった。で、良い機会だし、以前から作ろうと思ってたスコーンを作った。イギリスには予めベーキングパウダーが混ざった小麦粉があって今回はそれを使った。工程を説明するのは面倒くさいから省くけど、そこまで難しくない。コツは、必要以上にコネたりしないことらしい。留学が終わるまでに美味しく作れるようになれば良いやと思っていたが、初回でそのボーダーを越してしまった。そもそもフランス料理みたいに足し算で美味しくする訳ではなくて、どれだけシンプルに無駄なことせずに(雑に?)作れるかが重要だから極めるものでもない。せっかく長期休み中の暇つぶしにしようと思ってたのに、あっさりクリアしてしまった。また新しい暇つぶし探そう。

ティーパーティー

スケート
最近、ロイヤルパビリオン前の広場にスケートリンクができて、バス越しにずっと行きたいなぁと眺めていた。来年までやってるみたいだけど、長期休みに入る前に一度やっておこうということで、人生初(?)のスケートに行った。靴を預けて、靴のサイズを言うとスケートシューズが貰える。感覚としてはラウワンのローラースケートとほぼ一緒。最初は結構不安定だったけど、やってるうちに割と慣れて普通に前に進めるし、方向転換もできるようになった。ただ、止まれないのが問題だった。壁にぶつかるか、何となく失速するしか止まる方法がない。スイスイ滑ってる人に聞いてみると、刃を横に向けて止まるらしい。そんなことできる訳ない。何回かやってみたが、最後まで止まれなかった。上手い人はほんとに、スイスイ滑るもんだから見てて悔しい。1回16ポンドと割と高いから何回も来れないけど、あと1回くらいは来ても良いかもしれない。

パビリオンスケート

運動
これは留学に来る前から問題だったのだけど、運動する機会が全くない。散歩したり、少し遠出したりと歩くことはあるが、走ったり、体を動かしたりというのは難しい。他の人は大学内のジムに行ったりしてるみたいだけどそれもまた億劫。ということで、少し体を動かすためにサッカーボールを買った。買ってすぐにビーチ沿いの広場で使ったのだけど、ただ2人でパスパスしただけで普通に疲れた。スケートの後だったし仕方ない。安めのボールだったから、1度使っただけでかなり空気か抜けてしまった。4ドルだったし、この時間だけでも十分遊べたから、あと何回か使ったら捨てるかと話していた。しかし、そのボールはその日中に盗まれてしまった。大学のコープで買い物してる間、ほんの5分くらい入り口の隅に置いていたのだけど、戻ったら無かった。ほぼ使い果たしたボールで損害はなかったけど、びっくりした。まあ盗まれたのではなくて、邪魔だから回収されただけかもしれない。もう安いボールは買わない。

ラーメンと唐揚げ丼

日本
King & Queen というパブにW杯鑑賞に行った。スペイン戦と、クロアチア戦の2つを見た。スペイン戦の方は土日の夜ということもあってか凄い混雑だった。しかも結構な人数の日本人がいて、どこからそんなにいっぱい湧いてきてんだと思った。でも久しぶりに周りにいるのが日本人だらけで、自分がマジョリティに属すという体験だった。やはりすごく心地よかった。スペイン戦はまさかの勝利で、パブもびっくりするぐらい盛り上がった。クロアチア戦の方は人数こそ少なかったものの、サッカー好きの日本人がたくさん集まっていた。自分もサッカー好きの日本人と来ていたから、なんとなくわかっていたけど、このクロアチアに勝てば初の快挙ということらしい。最後PK戦まで持ち込んだ時は生きている心地がしなかった。見てるだけでこんなに緊張するんだから、キッカーはとんでもない量のプレッシャーを抱えて蹴っているんだろう。負けてはしまったが、海外のパブで日本代表を応援できてよかった。

King & Queen

半分終わり。
今日は秋学期最後の授業。起きたら外が雪が降った後みたいに白かった。霜が降りてるんだと思う。最後の授業はほとんど人が来てなかった。授業期間は秋学期と春学期の2つしかないため、今日でその半分が終わってしまったことになる。早いと言えば早かったが、思い返せば半端じゃないほどのイベントが起きた。思い出して書き出すにはまだ早いからやらないけど、とにかくたくさんのことがあった。そして少しずつだけど、自分自身の考えにも変化が訪れたような気もする。これから冬休みがあって、また春学期始まる。最後帰る時には振り返りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?