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#自己紹介

拝啓
初めてお便り差し上げます。

少しばかり、自己紹介をいたします。お付き合いいただければ嬉しいです。

私は、長野県の山間で生まれ育ちました。
生まれ落ちた家族が、田舎では珍しい「ステップファミリー」で、歳の離れた異母姉、異父兄がいます。父が養蜂家だったから、いつも食卓にハチミツがありました。
家の前の道路を挟んだ向かいに、どんぐりの木があって、手作りのブランコがありました。道路といっても1日に数台しか車が通らないくらいの道。生まれた時には、エルという柴犬が我が家で暮らしていて、保護者のような風格でした。

田舎の春は遅く、山桜、藤の花と、花は5月になって一斉に咲くよう。
夏は空が近くて山の日差しは強く、子どもたちは、こんがりと日焼けした。エアコンも扇風機もいらなかった夏。
秋はキノコ狩りをして山で鍋にして食べた。カラマツの黄色が一際美しかった。
冬はダイヤモンドダストと樹氷が、太陽の光でキラキラしていた。けれど、吹雪の日は不安になるくらい閉ざされた感じがした。

大らかな自然と複雑な家庭の人間関係の狭間で生きた。

今は都会でゆらゆら揺れたり、立ち止まったりしながら生きてます。
ハチミツも、もう食卓にはありません。
都会の夜は明るく、昼はめまぐるしい。いつの頃からか、帰省の安堵より「あずさ」の窓から見える新宿のネオンに安堵するようになった。

最近、机の奥から見つけた、書き殴ったメモやノート。思い出話のようなものかもしれませんが、小さな詩や物語を創ってみたい。日々の思いや感じることを綴ってみたい。
そんな思いでnoteを始めてみようと思いました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

かしこ

葵すぐり

追伸
2年前の春からウクレレ弾語り始めました。
カントリーロード♫
聴いていただけると嬉しいです。

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