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初めてのインド滞在記

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2022年の3月からひと月ほどバンガロールに滞在した時のあれこれを残したいと思います。 インドライフがお好きな方、インド人の方には、時折disってんじゃねぇよ、と思われる表現があ…
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#バンガロール

五つ星ドライバーの不在 帰宅編

五つ星ドライバーの不在 帰宅編

いつもの五つ星ドライバーPさんが親族の結婚式で二日間不在、その間の代理ドライバー1号は、クラクションで合いの手を打つ三つ星ドライバーさんだった。
でも、彼は確か往路だけと言っていたから、帰りは別のドライバーさんが来るはず。
我々は、帰りのドライバーさんはきっと大丈夫なはず、と根拠のない希望を抱いていた。

帰りの時間、我々の指定した時間より少し遅れて登場。早速ホテルまで送ってもらった。
…、うん、

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とにかくエグい交通事情#1

とにかくエグい交通事情#1

私が3月に滞在したのは、主にバンガロール、今風に言うとベンガルールなのだが、空港に到着してまず面食らったのが、その交通事情のエグさ。
これは、恐らくインドに来て、真っ先に受ける洗礼だと思うので、とりあえずここから話そうと思う。

空港のイミグレーションを通過して、預けた荷物を拾ってゲートを出て、現地の事業所が手配してくれた運転手さんにクルマまで案内してもらって、いざホテルへ。この時の時間は午前1時

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完成の定義

完成の定義

僕と同行者くんの二人は、バンガロール滞在のベースとして会社が予約してくれたホテルに泊まった。一昔前に某お騒がせセレブ嬢でお馴染みになったアメリカの系列ホテルだ。

ホテルは経済特区のようなエリアの中にあるため、入るにはホテル宿泊者がそこの中の会社に勤める人しか入れない…感じになっている。何となくそうでも無さそうな人もちょいちょい居たけど。なので、セキュリティという観点では大変安心なエリアに位置して

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ビーフとポークを恋しがる

ビーフとポークを恋しがる

インドに滞在して一番困惑すると言うか、ギャップを感じるのが食事事情ではないかと思う。
その中でも特に感じたのが、牛肉と豚肉になかなか出会えない、という点。

もちろん、予備知識としてインドにはベジタリアンがかなり多いこと、ノンベジだとしても、チキンかマトンがメインであること、は理解していた。
しかし、実際は本当に牛肉と豚肉はまず口にできないんだな、と思い知らされた。

我々が滞在していたヒ●トンホ

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分かりません、を見抜けるか

分かりません、を見抜けるか

バンガロールでも生活も数日が過ぎて、少しだけ生活にリズムができてきて、生活に必死感が薄らいできた頃、そろそろ洗濯物が溜まってきたなぁと言うことで、ランドリースペースはいつ頃できるのか、あらためてホテルのロビーで聞いてみた。

この前とは別のお姉さんに聞いたら、ランドリーは地下二階にありますよ、とのこと。
おや?この前はまだ出来てないって言ってたのに、と思いつつ、ありがとう、行ってみるね、とお礼を言

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突然闇に襲われる毎日

突然闇に襲われる毎日

ある日、現地の事務所で会議をしていると、突然なんの前触れもなく、辺りが真っ暗になった。
なんだ!?とこちらは焦るが、現地の人たちは何事もなかったかのように話を続けている。
30秒ほどして、再び明るくなるけど、現地の人たちは、それにも反応する事なく、普通に話を続けている。

あれ?単に私が意識でも失ってブラックアウトしただけなのか?
まあ、そんな訳はなく、単なる停電だった。

それにしても、実に停電

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五つ星ドライバーの不在

五つ星ドライバーの不在

滞在中、ずっと同行者くんと私のアシとして、ホテルから会社までの通勤のみならず、バンガロールからチェンナイまでの片道5時間の移動も、週末出かける時まで運転してくれていたドライバーのPさん。
とても温厚で物腰柔らかいけど、運転の腕と道の選択は的確で、実に快適に我々を運んでくれていた。

そんなPさん、身内の結婚式があるから、二日ほど他の人に運転してもらいますね、とある日の朝に連絡してくれて、その翌日と

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