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【カルチャーの街】日本橋・馬喰町でまったり休日を過ごした

皆さんは、どんな街でどんな休日を過ごしますか?

美味しいものを食べ、友人と飲んで、買い物をして・・・
意外といつも同じような過ごし方をしていないでしょうか。

私も、どこに行くか考えるのが面倒臭いので、
毎週末、何でもある渋谷に「とりあえず」行ってしまいます。

そんな私は、今週末「日本橋・馬喰町」へぶらりと散歩に行きました。

日本橋・馬喰町周辺は、「江戸」からの歴史を感じさせる雰囲気があり、歩くだけで面白かったです。

「東京ってこんなに奥深くて、面白いんだ・・・」と興味を引きつけられる街、「日本橋・馬喰町」への散策記録を書いていきます。


1、馬喰町の今

1、JR馬喰町駅

JR総武線 馬喰町駅

まずはJR総武線に乗り、馬喰町駅で下車。

早速ホームの暗さに驚きます。
まさかホームが地下にあるとは…❗️

馬喰町駅は、開業当時、日本国有鉄道の駅で最も地中深くにある駅だったらしいのです。
(今は京葉線の東京駅や、北海道の海峡線吉岡海底駅の方が深いところにあるらしいです。)

そして今年は馬喰町駅、開業50周年だということです。

それ程長い間使われているので、ホームも古く、コンクリートが剥き出しの部分もあり、何だか不気味だと感じたんだと思います。

再開発される駅が増えているので、
国鉄の雰囲気が残った駅は貴重で魅力があります。


2、街並み

街並み

馬喰町は、中央区・日本橋地域の最北端に位置し、千代田区(東神田)台東区(浅草橋)との区境にあたります。

オフィス・問屋・カフェが混在していて、少し歩くと街の印象がガラリと変わるのが面白いです。

問屋街

特に問屋は多く、現在はおよそ1500に及ぶ卸商社や店舗が軒を並べる『日本最大の問屋街』になっているようです。
各商社では衣料品・ファッション雑貨・生活雑貨・文具をはじめ、生活のあらゆるシーンを彩る多彩な商品をタイムリーに取り扱っています。


3、カフェ・ホテル【CITAN】

https://backpackersjapan.co.jp/citan/
https://backpackersjapan.co.jp/citan/

馬喰町駅から歩くこと約5分。

おしゃれな飲食店が立ち並ぶ街中に
一際目立つcitanというお店が佇んでいます。

citanはホステルとカフェが併設されており、
一階はホステルの受付とカフェのレジ、
地下一階はカフェスペース、
2階から7階はホステル、
という一風変わった作りをしています。

店先にはイケてる若者が楽しそうに談笑していて、従業員の方も楽しそうに働かれていました。
文化的で開放的な雰囲気が心地よく、刺激的でもありました。

【本日のコーヒー】と【キャラメルラウドケーキ】を注文して、地下のカフェスペースへと移動しました。

本日のコーヒーと、キャラメルパウンドケーキ

天井が吹き抜けになっているので、光が差し込んできて心地よかったです。

夜はまた違う魅力があるようです。
毎週木金土の夜はDJ、またはライブが行われています。スピーカーの数が多く、《音が良い》ともよく噂されているらしい。

カフェの雰囲気も勿論素敵ですが、citanのコンセプトもとても素敵です。

五街道の起点でもある日本橋は、古くから旅の始まりの地であり、全国から人と物が集う商業の街でした。

CITAN(シタン)の名は日本語の「始端」に由来しており、日本橋の土地同様に、人や物が自然と集まり、訪れた人がなにか新しいものに出会う、始まりの場所でありたいという願いが込められています。

国内だけでなく、世界各国からのゲストを迎え入れるホステル。町の人の生活に寄り添うコーヒースタンド。様々な人が集い気軽に楽しむバーダイニング。毎週末変わるDJやアーティストとともに音楽を楽しむラウンジ…

文化の異なるものや背景の違う人たちが集まる場所だからこそ生まれる新たな出会いを、私たちは大切にしています。
https://backpackersjapan.co.jp/citan/

2、馬喰町・馬喰横山の歴史

歌川広重 馬喰町初音の馬場
http://hiroshige100.blog91.fc2.com/blog-entry-12.html


【日本橋・馬喰町】は江戸時代初期に、馬市が開かれた町で、博労と呼ばれる、馬の仲買人が住んでいる街だったようです。

江戸時代の大きな火事「明暦の大火」が起きたあと、元々江戸城の幕府の直轄地の管理を行う「関東郡代」の役宅が、江戸城内から「浅草橋」の南詰付近へ移転しました。
そこでは、現在の民事訴訟のような「公事」が行われたため、人が各地から集まるようになったそうです。

江戸最大の旅館街 
https://smtrc.jp/town-archives/city/nihombashi/p04.html


通り沿いには、「公事」で上京した人が宿泊する「公事宿」が発展し、江戸最大の旅館街となりました。
江戸後期になると、一帯は江戸土産として小間物、化粧品、煙草などを扱う商店・問屋も並ぶようになりました。

明治期に入っても、多くの旅人が訪れる町であったが、「公事」の廃止や、交通手段の変化などから次第に旅館業は衰退しました。
その一方で問屋業は発展し、特に衣料品の問屋が増え、隣接する横山町とともに、東京有数の問屋街となったそうです。

3、最後に

何となく「渋谷」で買い物をするのが、日課の私でしたが、
馬喰町を散策し、「街の歴史を考える」という、楽しみ方が一つ増えました。

街を歩きながら、空想してタイムスリップしてみると、ロマンチックだし、
お金も使わずに自分1人で楽しめます(笑)

特に私くらいの年代(20代)だと、
新しいものに飛びついてSNSにあげたがる時代だけれど、
まったり歴史を感じる散歩をしてみるのも良いのではないでしょうか。



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