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ナナメの夕暮れ

理想の自分にずっと苦しめられてきた
凡才なのくせに
センスのある自分になりたいと
夢見ていた

天に上る錆びついたハシゴを
登っている

揺れているハシゴに
必死でしがみついているのだ

ナナメの夕暮れ
著者 若林正恭

2009年とぼくと


めちゃくちゃわかるんだよな
錆びついたハシゴ
グラグラしてるから
いつも少し登っても
不安で次の一歩が出せなくなる
怖くて仕方ない
そりゃそうなんだよ
錆びついたハシゴだから
でもそれでも
上を見るし
上に登りたくなるもんなんだ

高く
高く飛んでみたい
空は手を伸ばせば届きそうだから
少し飛んでみる
少し背伸びする
作り上げた今日は
疲れてしまう
目に見えない闇が心を
噛みちぎる
だから自然でいい
ゆっくり日々を
優しく感じることも
幸せだから
私らしく





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