フォローしませんか?
シェア
ものぐさ和裁師の徒然記
2023年11月17日 06:13
※ASとは?…アンサンブルの略。着物と羽織のセットの意。※着物は長着とも呼びますが、ここでは統一するために全体表現の『着物』と呼んでいます。こんにちは、ものぐさ和裁師です^^男性の着物姿と言えばASと定番ですが、実は以前に女性用も流通していたことをご存知でしょうか?私がこの世界に入る頃には仕立て依頼が舞い込んできておりましたが、近年では残念ながらその姿は殆ど見られなくなりました。
2024年2月8日 06:57
こんにちは、ものぐさ和裁師です^^今日は簡単に昨年初頭にものぐさ用の羽織として仕立てたこの子について触れていこうと思います。実はこの羽織は基本の羽織として仕立てたものでした。(※あくまで、ものぐさ基準の『キホン』であり、その他各種縫製所で行われる仕立てとは考え方は異なります。)何の工夫も加えない仕立てを目指して作り置いたものです。ですので、気になる点が幾つか見受けられる仕上がりとなって
2023年4月29日 17:03
こんにちは、ものぐさ和裁師です^^この度の羽織を仕立てたついでに、同じ生地で羽織紐も仕立てました🪡基本的に羽織やコート等上着関連を仕立てる時には、紐などの小物が作れる様な残り布が出てきます。羽織紐に限らず、バックや草履の鼻緒なども作れたりするので、反物からのお仕立てを行う時には予め予定を立ててから完成を待つのもお誂えの喜びが増えますね♩バックや草履の鼻緒、それから羽織紐は別の業者
2023年4月27日 09:39
こんにちは、ものぐさ和裁師です♩実は先日から取り上げている写真の着物達は、衿肩周りに重点を置いた仕立てでした。この先は和裁士ならではの視点で進めておりますが、和裁は素人の方でも仕立てに興味をお持ちであれば、楽しんでいただける様に進めていますので是非ご覧くださいませ^🌸ものぐさ和裁師は今よりももっと!着心地良く美しい見栄えと仕立てを目指しています🪡
2023年1月19日 07:00
こんにちはものぐさ和裁師です^^キャプションはアンティークで購入して早めに仕立て直そうと考えている大島です。アンサンブルになので羽織がついているのですが・・・既にお読みの方はこちらから続きの記事をお読みくださいませ^^↑↑↑◯あれれ?羽織ってこんなものかな?まずはこちらの写真を。全体的に落ち着きが悪く、着物に身体に沿っていないと感じるこちらの羽織。上図で分かる様に、裏地が
2023年1月20日 06:05
こんにちはものぐさ和裁師です。前回の羽織の裏がこんにちは♩してくる問題↓↓からの引き続きになります。お見逃しの方はこちらからどうぞ^^羽裏が飛び出してくる問題は、一旦解決しましたがその他に気になることがあったのです。◯乳付けはその位置?…そうです、乳付けの位置が低すぎるのです(*_*)置いて測ってみると肩山から乳付けまで1尺以上もあるのでした。◯乳付けの標準位置羽織の乳付
2023年4月24日 11:43
こんにちは、ものぐさ和裁師です^^今回は自分用に羽織を仕立てました。翠色の地色に友禅の染色を思わせる短冊紋様、一目見た時から気に入り購入してしまいました(俗に言う衝動買いです笑)娘用の着物もどうか?一瞬躊躇しましたが最当初の予定通り羽織に仕立てることに。◯単衣か袷か?羽織を仕立てる際にまず一番に考えるべきは着用時期。最近ではフォーシーズン反物が多くなり四季を問わず年中着られる
2023年4月25日 03:50
こんにちは、ものぐさ和裁師です^^引き続き羽織の仕立てについて。近頃ものぐさの仕立てた着物の寸法は袖幅を広く設定しているので、物によっては幅が出ないという事が稀にあります。◯羽織の裄の寸法基本的な羽織の裄寸法の決め方は、『着物の裄+2分』です。昭和時代頃までは、着物の上に羽織。それから羽織の上からコートなどの外着を着用していたので『着物+1分』でした。温度調整の整ってきた現代で